『Alienware 34 240Hzゲーミングモニター』レビュー 6万円切りで240Hz対応、曲面ウルトラワイドで没入感高まる

6万円切り曲面ゲーミングモニター検証

 Dellが2026年7月に発売した『Alienware 34 240Hz ゲーミング モニター(AW3426DWM)』は、34インチの曲面ウルトラワイドパネルと最大240Hzのリフレッシュレートを備えたゲーミングモニターだ。

 WQHD(3,440×1,440ドット)の21:9パネルを採用しながら、価格は59,980円(税込)と比較的手に取りやすい。今回はゲーミングノートPCと組み合わせて実際にゲームや普段使いを試し、その使い勝手をチェックした。

▼『Alienware 34 240Hz ゲーミング モニター』のスペック

製品名:Alienware 34 240Hz ゲーミング モニター(AW3426DWM)
画面サイズ:34インチ
解像度:3,440×1,440(WQHD)
アスペクト比:21:9
パネル:VA
曲率:1500R
リフレッシュレート:最大240Hz
応答速度:最速1ms GTG(最速モード)
色域:DCI-P3 95%
Adaptive Sync:AMD FreeSync Premium、VESA AdaptiveSync
実売価格:59,980円(税込)

緩やかな曲面パネルで違和感は少なく、ゲームも普段使いも快適

斜めから見たモニター

 曲面ディスプレイというと、「画面が曲がっていて見づらそう」「普段の作業には向かないのでは」と感じる人もいるかもしれない。しかし実際に使ってみると、そうした心配はほとんど不要だった。

 本製品は1500Rの曲面パネルを採用している。モニターの曲率はRの数字が小さいほどカーブが強くなるが、1500Rは比較的緩やかな部類だ。実際にディスプレイから45cmほど離れて使用してみたが、画面の湾曲はほとんど気にならず、見え方も自然だった。

 ブラウジングや資料作成といったデスクワークでも文字が読みにくいと感じることはなく、普段フラットディスプレイを使っている人でも比較的すぐに慣れられそうだ。

 一方で、曲面ディスプレイは正面から見ることを前提とした設計のため、斜めから見ると見え方はやや変わる。VAパネルということもあり、複数人で映像を共有するよりも、一人でゲームや映像を楽しむ用途に向いていると感じた。

背面

側面

 本体はAlienwareらしいブラック基調のデザインで、質感も良好。ベゼルは細く、ゲーム中でも視界に入り込みにくいため、映像への没入感を損ないにくい。

 スタンドは高さ調整に加え、チルトや左右の角度調整にも対応しており、自分の姿勢に合わせて位置を調整しやすい。VESAマウント(100×100)にも対応するため、モニターアームとの組み合わせにも対応する。また、スタンド中央にはケーブルを通せる穴が設けられており、配線をすっきりまとめられるのも嬉しいポイントだ。

端子

 映像入力端子はDisplayPort 1.4を1基、HDMI 2.1を2基備える。このほかUSB Type-AとUSB Type-C(最大15W給電)も搭載するが、USB Type-Cはデータ転送と給電専用で、映像入力には対応しない。

 OSDメニューは軽快に動作し、本体中央下に配置されたジョイスティックも手探りで見つけやすい位置にあるため、初めてでも迷わず操作できる。PCを接続してから映像が表示されるまでのレスポンスも軽快で、入力切り替え時に待たされる感覚はほとんどなかった。

 なお、本体にはスピーカーを搭載していないため、音声はPC本体や外付けスピーカー、ヘッドセットなどから出力する必要がある。

最大240Hzで動きは滑らか ゲームへの没入感も高い

『Alienware 15ゲーミング ノートパソコン(DA15265)』と『Alienware 34 240Hz ゲーミング モニター(AW3426DWM)』

 今回のレビューでは、「Ryzen 7 260」と「GeForce RTX 5050 Laptop GPU」を搭載した『Alienware 15ゲーミング ノートパソコン(DA15265)』を使用し、HDMI 2.1ポート経由で接続して検証した。

 なお、同機はCinebench 2026でGPU 31270pts、3D Mark(Steel Nomad)で2191を記録しており、WQHD環境でゲームをプレイするには十分な性能を備えている。

『Alienware 15ゲーミング ノートパソコン(DA15265)』

▼『Alienware 15ゲーミング ノートパソコン(DA15265)』のスペック
製品名:Alienware 15ゲーミング ノートパソコン(DA15265)
CPU:AMD Ryzen 7 260 w/Radeon 780M
GPU:NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU
RAM:16GB DDR5
ディスプレイへの接続:HDMI 2.1ポート経由

Cinebench 2026のスコア
Cinebench 2026のスコア
3D Mark(Steal Nomad)のスコア
3D Mark(Steal Nomad)のスコア

 本製品は最大240Hzのリフレッシュレートに対応する。実際にゲームをプレイしてみると、カメラを素早く動かすシーンでも映像は滑らかで、ゴーストや残像はほとんど気にならない。

 AMD FreeSync PremiumとVESA AdaptiveSyncにも対応しており、ティアリングやスタッタリングが気になる場面もなかった。

『Forza Horizon 6』
   

 こうした滑らかな表示に加え、21:9のウルトラワイド画面と1500Rの曲面パネルが組み合わさることで、本製品ならではの没入感も味わえる。

 実際に『Forza Horizon 6』をプレイしてみると、左右方向の表示領域が広く、コーナーへ進入するときの視界が自然と広がる。スピードが上がるにつれて周囲の景色が視界を包み込むように感じられ、フラットなモニターでは味わえない臨場感があった。

6万円以下で高フレームレート対応の曲面モニターが欲しい人は必見

『鬼武者 Way of the Sword』デモ版をプレイ
『鬼武者 Way of the Sword』デモ版をプレイ

 『Alienware 34 240Hz ゲーミング モニター(AW3426DWM)』は、6万円を切る価格で34インチの曲面ウルトラワイドと240Hz表示を実現した、コストパフォーマンスの高いゲーミングモニターだ。

 特にレーシングゲームやオープンワールドゲームでは、21:9の横長画面と1500Rの曲面パネルによる没入感を十分に楽しめた。

 一方で、複数人で画面を見る用途や、正面以外から視聴する使い方にはあまり向いていない。一人でゲームをじっくり楽しみたい人におすすめできる1台と言える。

 240Hzの滑らかな表示に加え、扱いやすいOSDやスタンドのケーブルマネジメントなど、普段の使い勝手も考えられている。初めてウルトラワイドモニターを導入したい人や、できるだけ予算を抑えながらゲームへの没入感を高めたい人は、有力な選択肢として検討する価値がありそうだ。

今秋登場と噂の「折りたたみiPhone」一体どうなる? 某所で入手したモックから、気になるサイズ感や価格を考えてみた

2026年登場が噂される折りたたみiPhone。競合やAppleの戦略を踏まえると、価格は25万から30万円前後になる可能性が高…

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる