“『RUST』の夏”は「VCR」から「ニコニコ老人会」へーーレジェンド配信者が集う「もう一つのスト鯖企画」に注目したい理由

7月18日から開催されて話題を呼んでいる、ゲームコミュニティ「VAULTROOM」とプロゲーミングチーム「Crazy Raccoon」によるサバイバルゲーム『RUST』の期間限定ストリーマーサーバー「VCR RUST」。100人規模の人気ストリーマー/VTuber、アーティストなど有名人が日々、さまざまなドラマを紡いでいるが、8月5日に終了を迎える予定で、ロスに悩まされる視聴者も多そうだ。
そんななか、8月7日から同じく『RUST』を舞台にしたストリーマーサーバー「ニコニコ老人会RUST第3回」が開幕する。“バトンタッチ”というには毛色が違いすぎるものの、「VCR RUST」から引き続き参加する人気配信者も少なくないため、第1回、第2回とはまた違った盛り上がりに期待できそうだ。
「ニコニコ老人会RUST」は、幕末志士・坂本&加藤純一という、ゲーム実況に長く親しんできたファンにとっては“最強タッグ”といえる二人が音頭を取り、10年以上前から「ニコニコ(ニコニコ動画/ニコニコ生放送)」で活動歴があるストリーマー/クリエイターを集めて行うビッグイベント。「老人会」という自虐のニュアンスを含む言葉に象徴されるように、ゲーム実況黎明期を支えたレジェンドが多く参加するのが見どころだ。
しかし一方で、「老人会」という和やかな言葉に似つかわしくない、何でもありの殺伐とした空気感も特徴的で、忖度なしの殺意マシマシで覇権を狙う参加者/チームも少なくない。活動歴の長さと比例するように、多くの炎上を乗り越えてきた猛者たちも意気込んで参加しており、注目度は高いが「参加しない」こともまた賢明な判断に思えてしまう尖ったイベントなのだ。


同じ『RUST』のストリーマーサーバーでも、集まる配信者も違えば、雰囲気も大きく異なる。簡単に比較してしまうと語弊があるが、「VCR」が“メジャー感のあるお祭り”だとすると、「ニコニコ老人会」は参加者の知名度の高さとは裏腹に“アングラ感のある戦い”の側面があり、視聴者層もディープだ。冒頭にも言及した通り、バトンタッチするかのように連続して開催され、かつどちらにも参加する人気者がいるのが興味深い。そんな配信者を頼りに“『RUST』の夏”を満喫するのもいいだろう。
例えば、押しも押されもしない日本のトップストリーマー・SHAKA(釈迦)。今回の「VCR RUST」ではAlphaAzur、鷹宮リオン、椎名唯華、とおこ、叶、VanilLa、ゆふな、ありけんとチーム「ア家族(アカンパニー)」を組み、“ママ”として一家を支えたSHAKAだが、「ニコニコ老人会」ではバトラ、あっさりしょこ、わいわいとチームを組む。賑やかかつゲームには真剣なメンバーで、VCRでアップが済んでいるSHAKAが持ち前のシューティングスキルで無双する姿が見られるかもしれない。
また、これまでの「VCR RUST」や「VCR GTA」「ストグラ」等、ストリーマーサーバーで「ギャグ」を武器に独自の立ち位置を確立してきたズズも、にしのん、高田健志、フルコンという濃すぎるメンバーとチームを組み、「ニコニコ老人会RUST」に参戦。ズズといえば自らピエロになることを厭わず、“負け顔”も含めてストリーマーイベントを大きく盛り上げてきたエンターテイナーだが、より“ガチ”で殺伐としたサーバーでどんな爪痕を残してくれるのか。
VCRシリーズでは“新人発掘”に定評があり、今回の「VCR RUST」でも望月ほぐの、メーメントヴァニタス、そあら、小廻こまなど比較的フレッシュなメンバーと交流を深めていた、元プロゲーマーのけんきを追うのも面白そうだ。「ニコニコ老人会」には発掘すべき若手は存在せず、本人が若手枠ともいえる。少し意地悪な視点も含め、百戦錬磨のベテランたちをどう“いじる”のか注目だ。
本稿では「VCR RUST」を軸足にお伝えしたが、もちろん「ニコニコ老人会RUST」は単体で注目すべきイベントで、坂本&加藤純一が知恵を絞ったカードシステムをはじめとするゲームとしての拡張要素、伝説的VTuber・キズナアイの参戦など、見どころが盛りだくさんだ。往年のゲーム実況者、配信者たちのパワーに面食らう視聴者も少なくないかもしれないし、参加者それぞれが持つ“文脈”を知らないと呆気に取られる部分もあるかもしれないが、7日~9日まで3日間の熱い戦いをチェックしてみてほしい。























