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iOS12で早くも不具合多発? 競合他社を意識した機能を盛り込むも、完成度はいまひとつか

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 9月中旬、新型iPhoneの発表に引き続き、iOS12がリリースされた。この最新OSはiOSデバイスを競合他社から大きく引き離すというより、競合他社に対抗する仕様となっている。その一方で、リリースから半月足らずで無視できない不具合が多数報告されている。

競合他社を意識したアップデート

 AppleはiOS12から利用できる新機能をまとめたウェブページを公開しているが、メジャーアップデートだけに盛りだくさんの内容である。しかし、そうした内容を確認していくと、競合他社を意識した機能が少なくないことに気付かされる。

 例えば、Apple純正メッセージアプリ「メッセージ」では、カメラエフェクトやフィルタが使えるようになった。この新機能は、SNSアプリですでにメジャーとなっているInstagramやSnapchatを意識していることが容易に推測できる。

 また、AR関連の機能も充実し、Apple純正のAR計測アプリもデフォルト実装されるようになった。これらは、Androidに実装のAR機能群「ARCore」を強く意識したものだ。

 Siriにショートカットを割り当てるアプリ「ショートカット」を使えば、特定のフレーズをSiriに話しかけるだけで設定しておいたアプリの操作が実行できるようにもなった。この機能も、Google アシスタントの「ルーティン」機能とほぼ同等である。

 まとめると今回のメジャーアップデートは、iOSデバイスを競合他社の製品では替えの効かないユニークなものにしているわけではない。むしろ競合他社とのあいだにあった差異を補完し、iOSユーザがライバルに流れるのを防止する「守りを固める」もの、と見ることができる。

パスコードを破る動画が公開

 iOS12がリリースされて10日あまりが経過した9月28日、Apple製品専門メディア『Appleinsider』はiOS12にアップデートしたデバイスで発生する致命的とも言える不具合について報じた。その不具合とは、特定の複雑な操作を実行すればパスコードを入力しないでiPhoneにアクセスすることができる、というものだ。

 以上の不具合を発生される方法は2種類あり、ひとつめは電話着信時に「メッセージ」を使うものだ。iPhoneでは、電話着信時に通話を開始しないでSMSを送信することも可能だ。このSMSメッセージ作成時にSMSを作成しているiPhoneにさらにSMSを送信すると、画面表示に混乱が生じる。この状態で多数の操作を続けると、パスコードを入力せずにiPhoneにアクセスできる(下の動画参照)。

Passcode Bypass iOS 12 (1-Call)

 もうひとつの方法は、メモを使ったものだ。Siriからメモを起動して、画像を挿入したメモを作成する。

 この操作をもう一度繰り返すと、画面が不正表示される。この状態からさらに特定の操作を続けると、パスコードを入力せずにiPhoneにアクセスできてしまう(下の動画参照)。

Passcode Bypass iOS 12 (2-Note)

 なお、メッセージを使う方法に関しては設定画面の「Touch IDとパスコード」の設定を変更することで防止でき、メモを使う方法に関しても設定画面の「メモ」からパスワードを設定することで防止できる、と報じられている。

      

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