iPhoneにはない個性多数 「巨大ディスプレイ」「タフすぎるスマホ」などAndroid端末を紹介
4.AIパワーで勝負する「Google Pixel 3」「Google Pixel 3 XL」
Androidの開発元であるGoogleのPixelシリーズ最新作が、ついに日本でも発売された。Googleは多国籍企業の中でもトップクラスの規模を誇り、インフラ基盤とも言えるサービスを多く提供している。インターネットを使っている人であれば、Googleに全く頼らずに生活するのは無理と言っても過言ではないだろう。そんなGoogleが設計、開発したスマホこそがこの「Pixel 3」「Pixel 3 XL」だ。
Androidは頻繁にOSのアップデートや、セキュリティアップデートが実施されるのだが、端末によっては配信までに時間がかかったり、アップデートされないこともある。だがPixelはGoogleが設計、開発を行っているため3年間OSのアップデートが保証されているためそういった心配がなく、セキュリティアップデートも他のAndroid端末よりも早く提供される。
さらに特徴的なのはカメラシステムだろう。他のスマホはカメラを基本的に2つ以上搭載しているのだが、Pixel 3はカメラを1つしか搭載していない。だが、その性能は他のスマホに劣っておらず、むしろ高い。AIの力により被写体、背景、撮影シーンなどが自動で判別し、勝手に”いい感じ”にしてくれるのだ。暗所での撮影性能も非常に高く、発表会ではiPhone XSよりも明るく撮影可能と自信満々で発表したほどだ。
国内ではGoogleストアでSIMフリーモデルを購入可能。価格はPixel 3が95,000円~、Pixel 3 XLが119,000円~だ。docomoとSoftBankからも発売されており、Pixel 3の実質負担額は約57,000円~95,000円程度、Pixel 3 XLの実質負担額は約90,000円~131,000円だ。
5.落としても安心? タフすぎるスマホ「CAT S60」
皆さんはスマホを落として画面を割ってしまうという経験はないだろうか? 大事に扱っていたとしても、落としてしまうことはあるだろう。そんな時にヒヤヒヤしなくても済むのがこの「CAT S60」というスマホだ。ショベルカーやダンプカーなどで有名の老舗重機メーカー・キャタピラー社が販売しているタフなスマホで、並の衝撃では壊れることはないだろう。防水防塵はもちろん、米国国防省の調達基準「MIL-STD-810G」に準拠しており、高温、低温、多湿、衝撃、振動、塩水にも耐えることが出来るというタフさだ。
このCAT S60の最大の特徴は”カメラ”。カメラが特徴と言うと、キレイに撮影できる、暗所に強いなどを思い浮かべるだろうが、CAT S60のカメラは”別の意味で”特徴的なのだ。
CAT S60はフロアーシステムズ社のMSXサーマルイメージングカメラを搭載しており、温度を視覚的に見ることが可能。よくテレビで見るようなサーマル画像をスマホ単体で撮影可能ということだ。普段の生活でサーマルカメラが必要なことはほとんどないが、建設現場や、送電施設、エアコンの修理など、使いみちはいくらでも考えられる。現場で働くエンジニアや職人にとっては、これ以上に便利なスマホはないかも知れない。
タフでありながら、スペックもそこそこ良く、ゲームなどには不向きであるものの、電話やメール、ネット閲覧、SNSなどの用途であれば問題なくこなすことが出来る。国内ではSIMフリーモデルを購入可能で、価格は約90,000円(税別)だ。
6.小さいは正義?極小タフネススマホ「Unihertz Atom」
最近のスマホは大画面化が進んでおり、小さいと言われるモデルでも5インチは当たり前の時代になった。だが、そんなに大きなスマホは要らないという人もいるだろう。そんな人におすすめしたいのがUnihertz社が販売する「Atom」というスマホ。Unihertzは以前にも「Jelly」という小型スマホを販売しており、その後継機種となる。画面のサイズはたったの2.45インチで、大きさは96x45x18mmという超小型だ。
さらにIP68レベルの防水性能を有しており、小さいながらタフな機種となっている。スペックは低めではあるものの、ゲームもプレイ可能で、実用的かどうかはともかく、PUBGモバイルもそれなりに動作する。大きなスマホにうんざりしている人にとっては、理想のスマホとなるかも知れない。
国内での販売が予定されているが、まだ販売はされていない。現在はクラウドファンディングの出資者のみが保有しているレアなスマホだが、中古価格でも約27,000円とかなりお手頃な価格となっている。
機種変の際はiPhone以外もチェック!
日本では「スマホと言えばiPhone」という人が多いが、Android端末にも個性的な端末が多く存在する。iPhoneに満足している人も、そうでない人も、機種変の際にはAndroid端末もチェックして欲しい。
スマホでやることは人それぞれだが、10人居れば10通りの使い方があるはずだ。自分の使い方に一番適しているスマホはiPhoneかも知れないし、そうじゃないかも知れない。毎日使うものだからこそ、自分に合った物を選ぶべきではないだろうか。
■tomokin
スマホとPCがないと生きていけない引きこもり系ガジェットオタク。普段はスマホやスマホ関連のガジェット、パソコン、ゲーミングデバイス、オーディオ製品などのレビュー記事をブログに投稿しています。サイト:https://tomokin-gadget.com