Niantic『Ingress』の次世代版『Ingress Prime』を公開 『ポケモンGO』とのコラボも
Niantic, Inc.が、新しいスマートフォン向けリアルワールドゲーム『Ingress Prime』を、本日よりAppStoreおよびGoogle Playで提供開始した。
新しくなった『Ingress Prime』は、ARと最先端の位置情報技術を活用し、現実の世界をゲーム盤にすることで、世界中の都市や身近な地域を冒険に満ちたSFの世界に変えていくというもの。プレイヤーが既存の『Ingress』よりも、さらにゲームを理解し、『Ingress Prime』の世界に入り込めるよう、ビジュアルや操作面、サウンドを大幅に新しくし、トレーニングプログラムなど、これまでの『Ingress』にはなかったものも搭載。また、ゲーム内で最高のレベルになったエージェントは、新しくできた「プレステージモード」として、特典つきで改めてゲームを楽める仕組みになっている。
また、「エージェント」とよばれるプレイヤーがストーリーや操作方法を理解しやすいように、ポータルのハック方法や、エキゾチック・マター(XM)と呼ばれる強力な物質を手に入れる方法などを実際に体験しながら覚えることができる、トレーニングプログラムが新たに搭載された。このトレーニング部分では、これまでの『Ingress』やフジテレビのアニメ版『イングレス』でも人気の緒方恵美(@Megumi_Ogata)が再びADA役の声を担当するほか、今回はゲームに初登場するジャービス役の声を津田健次郎(@tsuda_ken)が務める。
そして、陣営選択についての変更点も。これまでの『Ingress』では、ゲームを始めるタイミングで、緑の「エンライテンド」または青の「レジスタンス」のどちらに陣営に入るかの選択を行う必要があったが、『Ingress Prime』では、よりゲームや各陣営についての理解を深めてから選択できるよう、トレーニングプログラムを終えた段階で、陣営のどちらかを選択し、世界の運命を守る戦いに参加できるようになっている。
『Ingress』で過去に開催されてきたさまざまなオフラインのイベントは、『Ingress Prime』にも引き継がれる。特に「アノマリー」と呼ばれるイベントは『Ingress Prime』でも引き続き重要な役割を果たし、アノマリーの対決結果がその後のストーリーに反映されていく。アノマリーを含め、エージェントたちの協力や対決の結果は、ウェブサイト上でストーリーをフォローできるようになり、動画シリーズ「The Dunraven Project(ダンレイブン・プロジェクト)」にも順次反映されていく予定だ。各陣営で重要な役割を果たす2つの新しい人工知能プログラムの提供も予定されており、さまざまな方向から『Ingress Prime』をより楽しめるような仕組みとなっている。
現在、登場人物たちが『Ingress Prime』を使っている、フジテレビとクラフターとの共同制作アニメ『イングレス』は、日本では10月17日から放送中で、Netflixでも配信が始まっている。同アニメは、2019年に海外での配信も予定されている。
さらに、『Ingress Prime』のリリース記念として、『Pokémon GO』において色違いポケモンの緑の「カラカラ」と青の「ポニータ」に出会えるイベントも開催予定。『Ingress Prime』のゲームプレイをサポートするゲーム内アイテムも、無料で手に入るようだ。
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