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人気VTuberたちの“人間性”が露わに? 白熱の『RAGE バーチャルYouTuber GRAND PRIX』レポート

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 2018年9月16日、幕張メッセにてe-sportsイベント『RAGE 2018 Autumn』が開催された。『Shadowverse』のトーナメントや、国内初となる『Fortnite』のファン参加型イベント、そしてゲーミングチーム2組による『レインボーシックス シージ』のエキシビジョンマッチなど、大きな盛り上がりを見せたイベントとなった。

 また、前回の『RAGE』に引き続き、今回もバーチャルYouTuber(以下、VTuber)たちが決められたタイトルで競い合う「バーチャルYouTuber GRAND PRIX」で観客たちを熱狂させた。本稿では、彼女たちの勇姿をお伝えしていきたい。

アズマリム&富士葵のライブで会場のボルテージはマックスに

 開場前から長い待機列を作り、多くのファンが彼女たちの活躍する姿を一目見ようと駆けつけていた。開演間近となると、さらに観客が増え立ち見席も埋まってしまうほどだった。イベントが開始すると、司会のばあちゃると折井あゆみが姿を現した。前回と打って変わって、ばあちゃるは実体化しての参加。バーチャルでもリアルでも盛り上げ上手なところはあいかわらずだ。

 『RAGE バーチャルYouTuber GRAND PRIX〜2018 Autumn〜』の開幕を彩るのは、アズマリム&富士葵によるスペシャルライブ。まず1曲目は先日発表されたオリジナルソング「人類みなセンパイ!」をアズマリムが初披露。この楽曲だが、作詞・畑亜貴、作曲・まふまふ/田中秀和という布陣で制作されており、界隈のあいだを震撼させていた。それもそのはず、アニメ、ボーカロイド、『アイドルマスター』のシーンを盛り上げてきた人たちなのだから。

 アズマリムは動画の開幕に“おつおつおー!”と挨拶をし、視聴者のことを“センパイ”と呼ぶ。楽曲にはこれらの単語を盛り込み、彼女らしさの詰まった楽曲に仕上げていた。そして、彼女が得意としているのはダンスなわけだが、たびたび動画内で披露し、曲の終わりには息を切らせる……、なんてことも。今回、本楽曲にも振り付けが加えられており、小動物のようにぴょんぴょんと飛び跳ねる姿を見たファンは魅了されたに違いない。

 続いて、メジャーデビューをいよいよ間近に控えた富士葵による「夜咄ディセイブ」だ。VTuberのなかでもトップクラスの歌声を誇り“歌ってみた”をメインに投稿する彼女だが、それと親和性の高いボカロ曲をあまり歌うことがなかった。しかし、ここ最近は「ロキ」「いーあるふぁんくらぶ」といったボカロ曲にも手を伸ばし始めた。これらは二人一組で歌う必要があるわけだが、それをひとりで披露し表現力の高さをアピールしている。

 今回は彼女の今後をより注目したくなるライブだったと言えるだろう。メロディーの合間に会場のファンへ合いの手を求めながらも、普段以上のパフォーマンスを見せる彼女がそこにはいた。会場を沸かせる演出もできてしまう彼女にはぜひとも再びライブを開催していただきたいものだ。

 最後は「千本桜」をアズマリムと富士葵でデュエット。これから始まるゲーム大会の前座にも関わらず、すでに会場のボルテージは最大限まで振り切っているほどの盛り上がりを見せていた。この勢いを維持したまま、今回対戦を行う8人のVTuberたちの選手紹介へ移った。

1stラウンドは『対戦!ボンバーマン』で対決

 「王道アイドル清楚組として息の良さを見せていきたいです!」と意気込みを語る、「ときのそら×月ノ美兎」ペア。ふたりで通話しながらゲームの練習をしていた、と仲の良さを伝えていた。清楚組という発言には会場から異論を唱える声が挙がっていたような気もするのだが、この際だから気にしないでおこう。

ときのそら×月ノ美兎

 2組目は「田中ヒメ×鈴木ヒナ」ペアだ。普段からふたりいっしょに活動するヒメヒナは、持ち前のコンビネーションで勝利へ導けるのか。前回の「バーチャルYouTuber GRAND PRIX」にて、田中ヒメは決勝戦で惜しくも電脳少女シロに敗れてしまったが、準優勝をした実績がある。その実績やこれまでコンビでの積み重ねから優勝に一番近いチームだろう。

田中ヒメ×鈴木ヒナ

 続いて「富士葵×夜桜たま」ペアは今回、ふたりとも初出場。夜桜たまは12人からなる「.LIVE アイドル部」メンバーの一員だ。彼女は主に麻雀を好み、4つの麻雀ゲームをコメントを拾いながら同時プレイするといった驚きの特技を持っているほどの手練れ。アイドル部は普段2Dで活動をしているのだが、彼女たちにはチャンネル登録者数が5万人を越えると3D化できるといったご褒美が用意されていた。そして、9月3日には北上双葉らが目標の5万人を越えることができ、大会前日には北上双葉、夜桜たま、もこ田めめめ、金剛いろはの3Dお披露目放送が行われた。この大会が大きな舞台での初お披露目というだけあって、ファンのあいだでは話題となっていた。

富士葵×夜桜たま

 最後に「アズマリム×もこ田めめめ」ペア。アズマリムは、前回フードを被っていたが、装い新たに背中に猫のしっぽが描かれたチャーミングな夏服に着替えての参加。相方のもこ田めめめも、夜桜たまと同じくアイドル部所属。アシンメトリーな靴下が特徴的で、リスナーからはよくいじられている。「いつもゲームが下手くそだと言われているんですけど、今日はみんなを見返してやろうと思います!」とやる気満々な様子。

アズマリム×もこ田めめめ

 それぞれ自己紹介を終えると、いよいよ1stラウンドの「対戦!ボンバーマン」で対決。爆弾の爆風で相手を倒し、最後まで立っていたプレイヤーが勝ちというお馴染みのルールなわけだが、開幕に自爆しないよう無敵時間が用意されていたり爆風の範囲が表示されていたりと初心者にも優しいシステムが採用されている。この範囲表示は見ている側もどういった展開になるのか予測できるため、より盛り上がりを助長させた。

 「対戦!ボンバーマン」は各ペアからひとりずつ対戦に参加し、それを6試合行った。今回はいきなり自爆してしまうといった事故が起こることなく、活動できるエリアが狭まっていくまで生き残る、アツい戦いが繰り広げられた。なかでもアイドル部による同門での一騎打ちはどちらが勝つのか息をのんだことだろう。ゲームのうまさなら夜桜たまに軍配が上がるが、もこ田めめめは必死に食らいついていた。結果、勝利を収めたのは、もこ田めめめ! 白熱した戦いを見せられたあまり、そこには「めめめ! めめめ!」とコールをするばあちゃるの姿が。


 そのほかにも、アズマリムが月ノ美兎に対し、「今日、夢に美兎センパイが出てきて、歌舞伎町の入り口で……」となぜか突然、夢の話をし始めた。しかも舞台は歌舞伎町。これには月ノ美兎も困惑し、ちょうど仕掛けてあったアズマリムの爆弾の餌食になってしまった。どうやら歌舞伎町の入り口でいっしょにキャッチのバイトをしていた夢を見たそうだ。

 多くの白熱した試合を見せてくれたが、再試合含めた全7試合が終了。結果は「アズマリム×もこ田めめめ」3勝、「田中ヒメ×鈴木ヒナ」2勝、「富士葵×夜桜たま」1勝、「ときのそら×月ノ美兎」0勝の順だ。個人としては鈴木ヒナ、もこ田めめめが2勝を勝ち取っていた。「鈴木と言えば『鈴木爆発』! ヒナは爆発得意です!」と意気込んでいただけあって、爆弾をうまく使っていた。月ノ美兎は『鈴木爆発』発言にボソッとツッコミを入れていたが、ファンには伝わったのだろうか? また、もこ田めめめも「普段は下手だと言われている」と口にしてはいたものの、着実に勝利を重ねていた。


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