「WATCHA」「TSUTAYA AI」……AIアプリで映画鑑賞はもっとスマートに?

AI情報で映画鑑賞はもっとスマートに?

 いつでもどこでも、スムーズな映画鑑賞をサポートしてくれる「映画アプリ」。近くの映画館を検索したり、上映時間を調べてチケットを取ったりと、スマートフォンを駆使することで、映画を観る環境は劇的に便利になった。そして、近年ではAIの進化により、映画アプリを利用した鑑賞スタイルは、さらに一歩先へと進んでいる。

(c)2014 WATCHA CO.,LTD.

 スマートフォン向けアプリ「WATCHA」は、今や映画ファンの間ではお馴染みの映画レビューアプリ「filmarks」などに代表される、映画記録アプリの一つだ。本アプリの特徴は、自分が今まで観た映画の評価をつけていくだけで、AIが好みを分析し、次に観るべき映画をオススメしてくれるところにある。

 以前、本サイトでもTSUTAYAが提供している「TSUTAYA AI」の紹介(参考:Twitterの投稿から分析 映画をレコメンドする新サービス「TSUTAYA AI」の仕組みは?)をしたが、この「TSUTAYA AI」は、自分のTwitterアカウントのツイートの傾向からオススメの映画を分析するというものであった。一方「WATCHA」は、自身がつけた評価情報から映画・アニメ・ドラマをおすすめしたり、さらには、その情報をもとに未視聴の作品をもし観たら、どんな評価をつけるか"予想評価”をつけてくれたりする。評価を登録した作品の数が増えるほどその精度は上がり、自分自身、とはいかないまでも、「自分と極めて近い趣味の映画好き」が映画をお勧めしてくれる、というありがたい状況が生まれる。さらに、評価情報を分析して、好みの監督や俳優をサジェストするなど、AIを使った分析が特徴だ。

 実際に、「WATCHA」を開いてみると、ランダムに表示される映画を0.5~5.0の間で評価をつけていく、という仕組みが面白い。スクロールすれば、延々と映画が出てくるので、直感的に評価をつけていくだけで暇が潰せるほどだ。また評価をつけた本数によってAIがコメントを返してくれたりと、自分専用の映画コンシェルジュがついたかのような気分になる。現れる映画は劇場公開中の新作から、往年の名作、聞いたこともないようなB級映画まで幅広く、昔見た懐かしの映画にこの場で再会することも珍しくない。

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