過激派異端YouTuber・レペゼン地球 カルト的人気の裏に潜む、DJ社長の手腕とは?
5人組のグループYouTuber、レペゼン地球をご存知だろうか。お笑い芸人も真っ青な、体を張った企画動画がもはや珍しくないYouTuberの中でも、テキーラボトル一気飲みや飲尿対決など、破天荒な企画が目白押しの彼ら。少し前までは「知る人ぞ知る」存在だったように思うのだが、このところグイグイと知名度を上げ、2018年6月現在、メインチャンネルの登録者数は100万人に届きそうな勢いだ。
リーダーのDJ社長を中心に、DJふぉい、DJ銀太、DJまる、マネージャー脇によって構成されている(卍ジェニファー卍についてはあえて割愛する)、レペゼン地球。人気YouTuberには“オタク”や“陰キャラ”を自称するタイプも多い印象だが、レペゼン地球は外見も行動も相当派手なタイプのイケメン軍団だ。なおかつ、彼らは女性関係を一切隠しておらず、経験人数などについても開けっぴろげに公表している。さらに、そうした赤裸々な下ネタトークに留まらず、街中で素人女性をナンパして体を触らせてもらう企画や、ニューハーフAV女優が登場する企画など、映像的にもギリギリの内容のものが多い。あまりに下ネタが過激すぎるため、YouTubeの運営から注意を受け、動画投稿を自粛していた時期もあるほどだ。しかし、結局“垢BAN”を恐れず下ネタ全開のスタンスを変えないと発表した彼ら。なんだかもう、逆に清々しいくらいだ。
ここにきて話の腰を折るようだが、レペゼン地球は厳密には「YouTuber」ではない。あくまで「DJ集団」、つまりアーティストを本業として活動しているのだ。オリジナル楽曲の発表・配信販売のほか、今年8月にはZepp DiverCity Tokyoでのワンマンライブも予定されており、こちらはもちろんソールドアウトしている。アーティストとして大成することが第一目標で、YouTubeへの投稿はあくまで趣味の一環と割り切っているため、ここまでチャンネル人気が高まっているにも関わらず、レペゼン地球の動画には一切広告がつけられていない。広告をつけていればそれだけでかなりの収入になることが優に予測できるが、彼らはあえてそれをしないのだ。一見、単なるおふざけ集団のように見えるレペゼン地球だが、意外にも硬派な一面を持っていることがわかるだろう。
さらに、今年4月に公開されたDJ社長の単独動画は大きな話題を呼んだ。公開から2ヶ月後の現在、この動画の再生回数はすでに600万回を突破し、チャンネル内でも1位の人気動画となっている。普段はふざけた動画ばかりをアップしているDJ社長だが、「今日は初めて真面目な話をしようと思って」と前置きして語りはじめる。