『7.2 新しい別の窓』(ななにー)では衣装にも注目!? YouTuber草なぎ剛が高額ジーンズを大紹介
本日6月3日、『7.2 新しい別の窓』の放送を控える草なぎ剛が、自身のYouTube公式チャンネルで、お気に入りのデニムについて熱く語る動画を公開している。
冒頭、最近買ったというアロハシャツを自慢しつつ、「おじいちゃんになっても、こういうものが似合う人でいたい」と語った草なぎ。「夏の装いファッション紹介」とテーマを設定しつつ、「僕にはこれしかないかな」と、お気に入りのジーンズを公開する回になった。「“つよぽん、またジーンズばっかり”と思っているあなた、ただのジーンズではあ~りませんよ~」と、出だしからノリノリだ。
今回、草なぎが用意したジーンズは、すべて「大戦モデル」と呼ばれるもの。3月にも動画で、炭鉱から発掘された100年前のカバーオールを紹介していたが、ジーンズを語るときのYouTuber草なぎは、一味違う。「1944年~1947年にリーバイス社が生産していた、今や幻のジーンズ。当時も希少だったが、今はほとんどなくなってしまった」と、さすがベストジーニスト殿堂入り、という知識を披露していた。
「見る人にとってはボロ着じゃないですか。でも、かっこいいでしょ?」と、数本のジーンズを取り出した草なぎは、「値段を言うのもアレだけど……」と前置きしながら、「こんなので100万円すんの」と明かした。また、25~26歳のころのエピソードとして、「コンサートで北海道に行ったとき、たまたまコレクターさんとつながって買った大戦モデルも、100万円近くしたかもしれない。その年で100万円近くのジーパンを買うのって、すごいですよね(笑)」と語る。そのジーンズは友だちにあげてしまったそうで、「返して」と笑っていた。草なぎはすぐ人にものをあげてしまうそうで、後から後悔することも少なくないという。ただ、「その人がよろこんでくれれば、いいんだけど」と、人の良さを滲ませていた。
草なぎが注目するのは、ポケットの裏地だ。大戦で物資が不足している時代、現在のようなコットン生地ではなく、あり合わせの材料で作った「グリーンポケット」と呼ばれるものに味を感じるようで、「(当時は不完全だったものが)今になってはレアで、価値のあるものになっている。同じ時期のものでも、ポッケだけで10万円違うって、どんな世界だよ! そんな世界が好きなんだけどね」と、楽しそうに語っていた。
テーマは「夏に着たい服」と考えていたが、大戦モデルのジーンズは本来、あまり夏向きではないようだ。その理由は、「当時のジーンズは生地が厚い」から。草なぎによれば、諸説あるそうだが、「ボタンや裏地など、素材不足でベストなものができないから、素材自体は厚くしようと。リーバイスの歴史の中でも、大戦モデルの生地が最も厚いとされている」とのこと。夏に履くには暑いということだが、それでも草なぎは「僕は履きます!」と宣言していた。
そんな草なぎだが、最近悩んでいるのは、貴重なジーンズを履くことを「もったいない」と感じるようになってきたことだという。「履けない自分が情けない。何をビビっているんだと。ジーンズは履くもんだろ!」という気持ちとのせめぎ合いがあるようだ。
ともあれ、「こんな話をしていたら、3時間くらい経っちゃいそう」と、熱く話し続けた草なぎ。お気に入りの一本については、「大戦モデルを見つけても、サイズが合っていないことが多い。大きかったり、小さかったり、レングスが合っていなかったり。そんななかで、自分のために作ったかのようにサイズがピッタありで、色落ちや汚れの雰囲気も好き。これは絶対に洗濯しない。洗濯したら、仏の僕も怒るからね(笑)」と愛おしそうに語っていた。