GoProだけじゃない! アクションカム、360度カメラ…“ムービージェニック”に最適なアイテム
スマートフォンやデジタルカメラの進化により、誰でもクオリティの高い動画が撮影できるようになった昨今。Instagramの「ストーリー」機能、Facebookの360度全天球写真・動画対応などにより、小型カメラや360度カメラの需要が拡大している。そこで今回は“インスタ映え”ならぬ、“ムービージェニック”に欠かせないカメラをいくつか紹介したい。
まず紹介したいのは、やはりウェアラブルカメラのはしり、「GoPro」だろう。中でも2017年に発売された「GoProHero6Black」は、4Kの高画質撮影はもちろんのこと、手ぶれ補正も以前の「Hero5」に比べて格段に向上した、間違いのない一品だ。
国内メーカーも負けじと面白い商品を展開している。家電量販店でよく見かける、空間光学手ブレ補正を採用したブレに強いソニー「FDR-X3000」や、ニコン初のアクションカム「KeyMission 170」のほか、カシオ「G’z EYE GZE-1」にも注目。あの耐衝撃腕時計・G-SHOCKの構造を取り入れ、水深50mまでの防水性能付、さらには4mからの落下にも耐えるタフさを誇る。より激しいアドベンチャー好きの人にオススメしたいアイテムだ。見た目はG-SHOCKのようなゴツさで、デザインも面白い。
OLYMPUS「STYLUS TG-Tracker」は、アクションカムでは珍しく、小型ファインダーが開閉式。また、ライトも付属しており、ビデオカメラを凝縮したような機能が興味深い。GPS、気圧、温度、方位、加速度の5つのセンサーが搭載されているのが特徴的で、アクションカムでありながら204°の“超広角”というのも実にマニアックな一台だ。
VRも普及し始め、360度撮影できるカメラが今のトレンド。360度カメラには大きく2つあり、1つはレンズを2つ搭載した、上下左右360度撮影できる全天球型で、もう1つはレンズが1つで、水平には360度だが上下には地上ぐらいまでの約半分といった半天球型というものだ。
全天球型と言えば、元祖360度カメラ「RICOH THETA」。最新機種「RICOH THETA V」は、4K動画記録対応の高画質となり、以前はWi-Fi接続のみだったがBluetoothとの常時接続にも対応したことで、よりスマホとの連携が手軽に。SNSへの投稿もしやすくなった。
「RICOH THETA」に限らず、360度カメラはカメラを持っている人を中心に外側に丸くなるような映像となるのだが、撮影者をどの角度からでも撮れる「バレットタイム撮影」ができる珍しいカメラが「Insta360 ONE」だ。カメラ単体、もしくはスマートフォンか専用の自撮り棒に装着して撮影すると、自分の周りを360度回るような映像が撮れる。映画『マトリックス』の有名な“弾除けシーン”のような、カメラを何台も並べて撮影する360度スローモーション映像がこれ1つで可能となる。ちなみに自撮り棒などは自動的に画像から消してくれる。誰でも簡単に、面白い動画や写真が撮影できるのが魅力的だ。
「Insta360」シリーズには他に、iPhone6以降に直接接続して全天球の360度撮影ができる「Insta360 Nano S」もある。
先に紹介した2つは、縦長のスティックタイプという全天球型によくある形だが、Nikon「KeyMission 360」は、四角い全天球型のウェアラブルカメラだ。防水30mで、耐衝撃2m、耐寒-10℃、防塵という、360度カメラの中でもかなりタフ。スカイダイビングなどの撮影にはもってこいの商品だ。