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オーストラリア、ブリスベンでバンド活動をしていたダニエル・ジョーンズ(key&g)と、彼のバンドのシンガー募集広告を見てやって来たダレン・ヘイズ(vo)が出会い、すぐに意気投合。しかし、ダレンは結局バンドに参加せず、逆にダニエルがバンドを脱退し、2人での活動を始める。ライヴ活動は一切行わず、ひたすら曲を書き溜め、デモ・テープをさまざまなレコード会社に送り続けた結果、ロードショー・ミュージックと契約。1stシングル「アイ・ウォント・ユー」をリリースする。これが全豪で第4位を記録、続く2ndシングル「トゥー・ザ・ムーン・アンド・バック」は全豪第1位を記録し、オーストラリアでの人気を不動のものにした。97年にはついに世界デビューも果たし、アメリカ、日本、ヨーロッパ、アジアと人気が飛び火していく。1stアルバム『サヴェージ・ガーデン』は全世界で1100万枚を売り上げ、新人でしかもオーストラリア出身のグループとしては驚異的なセールスとなる。XTCやピーター・ガブリエルなどにも通じる、あらゆるリズムを導入した打ち込みサウンドは、しっとりとしたバラードからアップ・テンポなポップ・ソングまでを幅広く展開。それらを、安定した高音を発する耳ざわりのよいヴォーカルがしっかりと歌い上げている。——誰の耳にもすんなり入ってくるポップ性の高い楽曲は、デビュー前に作曲に専念したことで培われた絶対的な自信にあふれている。
世界中のポップ・シーンを大いに賑わせた彼らであったが01年10月、5年間に及ぶデュオ活動に終止符を打った。