井森美幸、35年ぶりにゲームで伝説のダンスを披露! 有吉弘行は「やっぱり違うね!」と感心
芸能界きってのゲーマー・有吉弘行がタカアンドトシ、アンガールズの田中卓志と共に様々なタレントの自宅に訪問してゲームをプレイするゲ…
ホリプロという事務所は、あえてちょっとイモっぽい感じの女の子を売り出し、洗練されていくさまを見せるのを方針にしてる節がある。第9回スカウト・キャラバンでグランプリを受賞した井森美幸も、まさにこのパターンだった。
出身地は、こんにゃくで有名な群馬県・下仁田。デビュー当時のレコード・ジャケットなどを見ると、ほっぺたは風船のようにふっくらとしてる。スカウト・キャラバンで特技披露として見せたレオタードでのギクシャクしたダンスも、たまに"秘蔵映像"的にテレビで流れるが、かなり笑えるものだ。それがメディア露出を重ねていくうち、気がつけばスマートな印象の美女になっているから、さすがというしかない。
グランプリからのデビューに際し、芸名公募も行っていたが、結局は"イモリ"という響きのインパクトを生かすためか、本名のままで行くことに。85年発売のデビュー曲「瞳の誓い」は、康珍化+林哲司+荻田光雄という強力作家チームによるナンバー。実に直球な歌い方をしている。
だが歌のほうではパッとせず、注目を集めたのはヴァラエティ番組でだった。アイドル的に画面栄えして、しかも、アシスタントにとどまらずトークでからめる女性タレントは、意外とそれまでいなくて重宝された。"バラドル"という言葉は、彼女や山瀬まみが現れて生まれたもの。山瀬は頭の回転の速さで切り返すタイプ、井森はワケわからなくなって妙なことを口走る感じだったが。
『クイズダービー』や『11PM』などの人気番組でレギュラーとなり、『俺たちの時代』などドラマにも出演。認知度アップに乗じて、89年には3年ぶりのシングル「セピア・あなた・かも」もリリース。歌のほうはやはりパッとしなかったが、『郁恵・井森のお料理Ban!Ban!』など、お茶の間人気の手堅さはずっと続いている。 (斉藤貴志)
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