山田杏奈、動物たちとの“共演”で広がった表現 「助けられて成立するお芝居がある」

――前シーズンの最後で聡里は大動物(牛や馬など)の獣医師の道へ進むことを選びましたが、もし山田さん自身が獣医師の道を選ぶとしたらどうしますか?
山田:一番想像しやすいのは、犬や猫などの愛玩動物の獣医師ですね。動物病院のお医者さんが一番身近ですから。でも、北海道にいたらまた少し考えが変わるかもしれないな、と思ったりもします。
――それは「北海道」という土地の力でしょうか?
山田:そうですね。酪農家の皆さんや牧場が、生活により密接に結びついているんです。現場へ向かう道中にも牧場がたくさんあり、私たちが動物病院を身近に感じるのと同じくらい、大動物の存在が身近なのかなと感じました。地域による違いもあるのかもしれません。
25歳の今も“知らない”を楽しむ

――2027年後期のNHKの連続テレビ小説『なぎさの進化論』でもヒロインが“獣医師”であることが発表されました。言葉を持たない動物と向き合うというテーマが、今求められていると感じますか?
山田:そのニュースを聞いて、私もすぐにこの作品のことを思いました。動物というのは純粋な存在だからこそ、その姿に人が成長させられることもたくさんあると思います。言葉を喋らない動物たちの気持ちをなんとか汲み取ろうとする姿は、見ていて深く心を打たれるものがあるので、素晴らしいテーマだなと思いますし、私自身も聡里を演じていて大きなやりがいを感じています。
――他の役柄と比べて、本作のお芝居で特別な体験はありましたか?
山田:ここまでしっかりと動物と触れ合いながら撮影させていただけることは特別です。「牛の瞳を見て涙を流す」といったシーンがあり、最初は「うまくできるかな」と不安に思っていましたが、実際に現場へ行くと、動物に助けられて成立するお芝居が本当に多々あるんです。そうした動物たちとの関わりを通して、動物との共生を描くというのは、本当に素晴らしいテーマだなと改めて実感しています。

――俳優以外にも様々なことに挑戦されていますが、そのモチベーションの源泉はどこにあるのでしょうか?
山田:機会をいただけるなら何でもやりたい、という気持ちが根本にあります。私は25歳になったのですが、今でも新しい現場に行くたびに「こんなに知らなかったことがあるんだ」「自分はこれができないんだ」と気づかされるんです。毎回多くのことを勉強させていただいて帰ってくる感覚ですね。もちろん、呼んでいただいたからにはその場で常にベストなものを出そうと臨んでいますが、新しい現場に行くたびに新たな発見があるんです。そして、それがまた次の仕事に活かされていく。その感覚を日々の楽しみにして取り組んでいます。
■放送情報
ドラマ『リラの花咲くけものみち2』
NHK総合にて、毎週土曜22:00〜22:45放送(全5回)
NHK ONE(新NHKプラス)にて同時・見逃し配信予定
出演:山田杏奈、當真あみ、萩原利久、上川隆也、佐藤寛太、菊池日菜子、山崎静代、甲本雅裕、温水洋一、風吹ジュン
原作:藤岡陽子
脚本:水橋文美江、今西祐子、木滝りま
音楽:平井真美子
主題歌:にしな『つくし』
演出:谷口正晃、宮下直之
制作統括:黒沢淳(テレパック)、熊野律時(NHK)
プロデューサー:近見哲平、山本梨恵
写真提供=NHK
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<応募締切>
9月19日(土)





















