『Tシャツが乾くまで』蒼井優が語る生方美久脚本の凄み 「『うわ、やられた!』と思った」

現在放送中のTBS金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』で主演を務める蒼井優のインタビューコメントが公開された。
本作は、とある事故に巻き込まれた2組の夫婦の“愛”と“秘密”を描くオリジナルストーリー。ある夏の日、当たり前に続いていくと思っていた2組の夫婦の幸せな日常が、事故をきっかけに突如として崩れ去っていく。さらに、その事故が暴いたのは、愛する人の“第3金曜日の秘密”だった。2組の夫婦の喪失から始まる“愛”と“秘密”の物語が描かれる。
主演を務めるのは、18年ぶりの地上波連続ドラマ主演で、TBSドラマでの主演は本作が初となる蒼井。TBS初執筆となる『silent』(フジテレビ系)などの生方美久が完全オリジナルストーリーとなる脚本を手がけ、映画『花束みたいな恋をした』などの土井裕泰が演出を担当する。共演には、中島歩、高橋文哉、夏帆、松山ケンイチらが名を連ねている。
蒼井が演じるのは、結婚情報誌の編集者・瀬尾咲子。優秀で仕事はできるが、私生活では面倒くさがりで少し抜けている部分もある女性だ。夫の瀬尾充(松山ケンイチ)と幸せな結婚生活を送っていたが、バス事故で充が行方不明になったことで人生が一変する。
蒼井は自身が演じる咲子について、「とても明るくて、誰ともわりと上手に接することができる人」と表現しつつ、「おそらく多くの人に心当たりがあるところがあるような、決して強い女性ではない」と分析した。
現場の雰囲気については、「中島さんからは毎日刺激をもらって、松山さんの隣ではぼーっとして(笑)。本当に皆さん面白い方たちばかりの撮影現場です」と明かした。
今後の見どころについては、「“自分だったらどうしているか”“自分はどういうふうに人をジャッジしてきたのか”など、人と関係を築くときや、この人はどんな人なのか考えるときの根底が覆される作品です」とアピールした。
蒼井優(瀬尾咲子役)コメント
台本を読んだ感想について
最初の数話は「何だろう、これは」という感じだったのですが、生方さんが言いたいこと、この作品のテーマが浮かび上がってきたときに「うわ、やられた!」と思いました。
とても軽やかで面白いセリフもたくさんある中で、言葉の下にある感情、生方さんのペン先の“先”にあるものを大事にしたいなと感じました。ナチュラルな会話のようで、そうではない。本当に難しいお題をいただいているなという感じです。生方さんの描く、静かなようでものすごいエネルギーが必要なセリフ回しに飲まれないように頑張っています。
咲子の役どころについて
とても明るくて、誰ともわりと上手に接することができる人です。だから表面上は社会に適応できているように見えますが、一部分だけスコンと抜け落ちているところがあるといいますか。ピンチなときにヘラヘラ笑ってしまったり、楽しくないときに楽しいふりをしてしまったり。そんな、おそらく多くの人に心当たりがあるところがあるような、決して強い女性ではないと捉えています。
撮影中に意識することについて
大変ですが、とにかく楽しいです。人間模様を描いている作品なので、演じる側としては「永遠にできるな」という印象で。「“あーでもない、こうでもない”とやりとりしている時間がずっと続けばいいのに」と思うぐらいです(笑)。
土井裕泰監督とは細かくお話しさせていただいています。今回、それぞれのキャラクターが完璧な人間ではないんです。もちろん完璧な人間なんてなかなかいないですが、それにしても欠落している部分が多いキャラクターたちなので(笑)。見ている方たちが不快にならないようなポイントを探るのは意識しています。
生方さんの脚本は、いろいろな読み方ができるんです。それくらい自由度が高い。言葉一つをとっても、どのニュアンスで言うか何パターンも考えられる。「てにをは」が入っているか入っていないかでも全く印象が変わってしまうんです。そのあんばいをどうするか、監督とはよく話し合っています。セリフだけではなくて、咲子が送るメールの文面についてもお話しさせていただくこともあります。樹生役の中島さんも撮影現場で監督たちといろいろお話しされる方なので、そのお話を小耳に挟みながら、咲子というキャラクターを作り上げていっています。
中島歩への印象
中島さんは今まで会ったことがないタイプの俳優さんです。何でもざっくばらんにお話しされるので、撮影現場ではいつも新鮮な驚きをいただいています。あと、わりと独り言が多い方なのですが、私の役も独り言がすごく多いので「あ、人ってこんな風に独り言を言うんだ」と参考にさせてもらっています(笑)。リハーサルの時は中島さんが流れを作ってくださることが多いので、そこでもいろいろ学ばせていただいています。とても興味深い方です。
松山ケンイチへの印象
松山さんは共演回数も多く、幼なじみみたいな感覚なので、隣でぼーっとしています(笑)。夫婦役で共演するのは初めてですが、いい意味で気を遣わずにお芝居ができていると思います。あと、作品について、似たような距離感で話せるのが楽しいです。
高橋文哉・夏帆への印象
高橋さんは、本当にしっかりした方。「どんな親御さんに育てられたらあんなにしっかりした子になるのだろう」と思ってしまうぐらいです(笑)。お芝居も明確で、みんなが頼りにしていると思います。頭が良くて、いろいろなものが見えているのでしょうね。
夏帆ちゃんとは、昔CMで共演したことはあるものの、作品でご一緒したことはないんです。だけど、なぜかずっと私は勝手に近い存在として捉えていて。CM撮影時は、お互いものすごい人見知りでほぼ話せなくて、ニコっとほほ笑み合うぐらいでしたが、今では2人とも人見知りを乗り越えました(笑)。
頼もしいし、ユーモアもあるし、大好きです。一緒にいると、リラックスするし、明るい気持ちになれます。夏帆ちゃんが出てくるとうれしくなるし、本当に素敵な俳優さんだなと思います。
現場の雰囲気について
中島さんからは毎日刺激をもらって、松山さんの隣ではぼーっとして(笑)。本当に皆さん面白い方たちばかりの撮影現場です。いろいろなタイプの方が集まっていて、飽きないといいますか。ずっとワクワクする感じが私の中にあります。
お芝居の中でもそうですし、撮影現場にいると「今日はどんな面白いことが起きるのだろう」という感覚がずっとあるので、最後まで楽しみきりたいなと思います。
本作の魅力、今後の見どころについて
“自分だったらどうしているか”“自分はどういうふうに人をジャッジしてきたのか”など、人と関係を築くときや、この人はどんな人なのか考えるときの根底が覆される作品です。
自分がするのは許せても、他人が同じことをしていたら疑ってしまう、みたいなことが今後どんどん出てきます。完璧ではない登場人物たちを見ながら「人というのはおかしなものだな」と感じて楽しんでいただけたらと思います。
■放送情報
金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送
U-NEXTにて、各話放送直後より配信
Netflixにて配信中
出演:蒼井優、中島歩、高橋文哉、夏帆、松山ケンイチ、リリー・フランキー、臼田あさ美、齋藤飛鳥、庄司浩平、久保田薫、飛永翼ほか
脚本:生方美久
演出:土井裕泰、塚本連平、小牧桜
音楽:haruka nakamura
主題歌:スピッツ「見知らぬ糸」(Polydor Records)
プロデューサー:千葉行利、宮川晶
製作:ケイファクトリー、TBS
©TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/tshirt_ga_kawakumade_tbs
公式X(旧Twitter):@tshirts_tbs





















