有村架純×石田ひかり×姫野花春『さとこはいつも』本予告公開 主題歌は折坂悠太&柴田聡子

『さとこはいつも』本予告&本ビジュアル

 9月18日に全国公開される有村架純、石田ひかり、姫野花春のトリプル主演映画『さとこはいつも』の本予告と本ビジュアルが公開された。

 長編映画デビュー20周年となる沖田修一監督の完全オリジナル作品となる本作。年齢も、育った環境も異なる、3人の「さとこ」という女性たちが、自由で、みっともなくて、愛おしい日々を生き、やがて3人の人生が交差していく様子を描く。

 映画配給会社の宣伝部でバリバリ仕事しつつ、6年目になる不倫が倦怠期を迎えている35歳の西田沙都子を演じるのは有村。石田は、20年に及ぶお弁当作りを卒業し、ようやく自分の時間ができた55歳の飯島里子を演じる。さらに、同級生に恋する中学3年生・15歳の中井聡子役に、約300人が参加したオーディションで選ばれた姫野が抜擢された。

 そのほか、青木柚、中井友望、細田佳央太、鳴海唯、吉田羊、オダギリジョー、筒井道隆らが共演に名を連ねている。

映画『さとこはいつも』本予告

 公開された本予告は、沙都子(有村架純)が“不倫相手の妻にうっかり刺される”という衝撃的なシーンから幕を開ける。その後映し出されるのは、3人の“さとこ”たちの物語が少しずつ、しかし確かに動き出していく瞬間。「歌舞伎を見ないで書いた子の中でダントツだわ」と15歳の聡子(姫野花春)は、自身の書いた文章を国語教師(吉田羊)から思いがけない言葉で褒められ、戸惑いながらも、自分の内側から何かが芽吹く感覚を覚える。

 35歳の沙都子は、村本(オダギリジョー)との6年間にわたる不倫の日々を、まるで『失楽園』さながらの情熱と滑稽さが入り混じる記憶として振り返り、「エモいぜ」と自嘲気味に呟く。

 そして55歳の里子(石田ひかり)は、健康のためにトランポリンを跳ぶ穏やかな毎日を送りながらも、3人兄弟の子育てを終え、どこか満たされない思いを抱えている。「気がついたらお互いジジババですね」と夫(筒井道隆)に語りかけられ、「私は違いますけど!」と軽やかに返す。

 やがて映像は、それぞれが次の一歩を踏み出したことで訪れる大きな変化へと加速。耳鼻科で鼻の孔にネブライザーを突っ込み煙を吹かすという、異性から最も見られたくない状態で鉢合わせたところから始まる聡子の黒歴史みたいな初恋の物語。忙しない日々の中でいつの間にか心の奥にしまい込んでいた書くことへの夢を思い出し、新たな一歩を踏み出す里子。そして、6年に及ぶ不倫のフィナーレへ向かって歩き始める沙都子。それぞれが自由に、赤裸々に、愛おしむように紡ぎだす物語が、やがて3人の“さとこ”たちを不思議な縁で巡り合わせていく。

 さらに、3人の“さとこ”たちに優しく寄り添うように流れるのは、シンガーソングライター・折坂悠太が本作のために書き下ろし、同じくシンガーソングライターであり詩人で、奇しくも“4人目のさとこ”となった柴田聡子を迎えて歌う主題歌「シミレ(feat.柴田聡子)」。折坂は「エンドロールが終わりじゃなく、句読点になるように。またここから物語を紡ぎ出す誰かに、思いをはせながら歌いました」と楽曲に込めた思いをコメント。本作の劇中音楽も担当した柴田は、作品について「時間をかけてじっくりと物事を描く映像と言葉に満たされ、おかしみ、かなしみ、よろこび、さまざまな感情を抱き込んだ心の開かれる映画」と語っている。

 元々ファンであったことから、緊張しつつも強い希望で2人にオファーをしたという沖田監督。柴田が手がけた劇中音楽については、「柴田さんが作ってくださる音楽はどれも素晴らしく、三人の『さとこ』にそっと寄り添うように、彼女たちの心情を引き立ててくれています」と絶賛。さらに折坂が書き下ろし、柴田ととも歌う主題歌のデモ音源を初めて聞いた際、不思議と涙が出たと明かし、「映画の主題歌として素晴らしいのはもちろん、それとは関係なしに、この曲がただ好きで、今でも繰り返し聴いています。早くたくさんの人に聴いてもらえると嬉しいです」とコメントを寄せた。

 あわせて公開された本ビジュアルには、劇中に登場するセリフでもある「人にみてもらわないと、何もないことになっちゃいますから」というキャッチコピーとともに、風にゆれるカーテン、窓からのぞくみずみずしい新緑を背景に、3人の“さとこ”たちが並んで座っている姿が切り取られている。

 さらに、本作最後の追加キャストとして、沖田監督作品には欠かせない存在である古舘寛治の出演も発表された。

コメント

折坂悠太

創作の途中にふと、「これは誰かの物語とつづいてる」と思う事があります。偶然か必然か、時空を超えて、知らない誰かとゆるやかに重なる。この映画の脚本を読んだ時、その不思議な感覚が自分だけのものじゃなかったんだと、ほっこりと嬉しくなりました。
煙の立つ彼方、のびる影が重なりあう土手で、柴田聡子さんと待ち合わせ。エンドロールが終わりじゃなく、句読点になるように。またここから物語を紡ぎ出す誰かに、思いをはせながら歌いました。

柴田聡子

3人の女性がそれぞれに新しい冒険をしていく素敵な作品に音楽で携われたことがとてもうれしく感謝の気持ちでいっぱいです。折坂悠太さんに誘って頂いてエンディングテーマを一緒に歌わせていただいた経験も忘れられないものとなりました。
時間をかけてじっくりと物事を描く映像と言葉に満たされ、おかしみ、かなしみ、よろこび、さまざまな感情を抱き込んだ心の開かれる映画だと思います。
公開がとても楽しみです。

沖田修一監督

そもそもファンであるお二人に、映画の音楽をお願いするのですから、とても緊張しました。折坂さんの主題歌のデモを、ソファーでお二人に挟まれる形で聴いたら、なんだか不思議と涙が出まして、映画が報われたような気がしました。
歌い手でもある柴田さんに映画音楽をお願いするなど、そもそもしてもよいものか最初は腰が引けましたが、全部杞憂で、柴田さんが作ってくださる音楽はどれも素晴らしく、三人の「さとこ」にそっと寄り添うように、彼女たちの心情を引き立ててくれています。柴田さんのハミングはもう、もう一人の「さとこ」のようでした。
ずっと以前から、プロデューサーの筒井さんと、いつか折坂さんに主題歌をお願いしようと話していたのが実現しました。そして更にそこに柴田さんが参加するとなった時に、ちょっと冷静でいられませんでした。映画の主題歌として素晴らしいのはもちろん、それとは関係なしに、この曲がただ好きで、今でも繰り返し聴いています。早くたくさんの人に聴いてもらえると嬉しいです。

■公開情報
『さとこはいつも』
9月18日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
出演:有村架純、石田ひかり、姫野花春、黒田大輔、宮部純子、泉有乃、大月美里果、小川冬晴、青木柚、川瀬陽太、島田桃依、中井友望、中村優子、細田佳央太、鳴海唯、髙田万作、古舘寛治、吉田羊、オダギリジョー、筒井道隆
監督・脚本:沖田修一
音楽:柴田聡子
主題歌:折坂悠太 「シミレ(feat.柴田聡子)」
製作幹事:アミューズクリエイティブスタジオ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
©2026「さとこはいつも」製作委員会
公式サイト:https://happinet-phantom.com/satoko/
公式X(旧Twitter):@satoko_movie
公式Instagram:@satoko_movie
公式TikTok:@satoko_movie

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