『風、薫る』とあわせて観たい”明治作品”5選 『るろうに剣心』『破戒』『北の零年』など

『風、薫る』とあわせて観たい明治作品5選

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第2期「京都動乱」©和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」製作委員会

 アニメ、実写映画ともに高い人気を誇る『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』も挙げられる。 物語の舞台は明治11年の東京。 かつて「人斬り抜刀斎」として恐れられた緋村剣心、不殺を誓い、流浪人として新しい時代を生きていく姿が描かれる。

 剣戟や人情劇の印象が強い作品だが、『るろうに剣心』が描いているのは、幕末を生きた人々が明治という時代でどう生きられるのかということでもある。 剣心はもちろん、東京府士族出身の明神弥彦、喧嘩屋と称する相楽左之助も、それぞれに新しい時代の中で自分の居場所を探している。

 明治になり、認識制度や社会の仕組みは大きく変わった。だが、時代が変わったからといって、すべての人の暮らしがすぐに安定したわけではない。

『ゴールデンカムイ』

『ゴールデンカムイ 網走海賊襲撃編』 ©野田サトル/集英社 ©2026 映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

 明治後期ゴールデンの北海道を舞台にした『カムイ』も外せない。 野田サトルによる人気漫画を原作に、アニメ化、実写映画化を経て、堅層に知られる作品となった。の少女・アシㇼパが出会い、莫大な埋蔵金を巡る争奪戦に巻き込まれ続けている。サバイバル、バトル、グルメ、ジョークが勢いよく取り上げられて、その背景には明治という時代ならではのシリアスな重さも確かにある。

 物語には、日戦争露を経験した兵士たち、北海道の開拓、網走漁港、軍の思惑、そしてアイヌ文化が深く進んでいる。 東京や文明開化の華やかなイメージから離れ、北海道という土地から明治を見つめることで、この時代が持っていた別の顔が見えてくる。

 『ゴールデンカムイ』に登場する人々の多くは、厳しい環境の中でそれぞれの目的を抱えて生きている。戦地から戻った者、緊張に居た者、開拓の中で生きる者、文化を守りながら生きる者。立場も背景も異なる人物たちが、自分のこだわりや守りたいものを胸に、北海道という土地で渡っていく。冒険活劇としての面白さの奥に、明治後期の北海道で生きる人々の暮らしや立場の違いが刻まれていることも、この作品の大きな魅力だ。

『明治撃剣-1874-』

明治撃剣-1874-予告

 『明治撃剣-1874-』は、タイトルにもあるように1874年の東京を舞台にしたアニメだ。

 この作品の面白さは、明治初期の東京を、剣戟アクションと慎重の両方で見せているところにある。 武士の時代が終わった一瞬の街には、旧の価値観を気にした人々と、新しい制度のもとで動き出す人々が入っている。

 静馬自身も、それなりの時代の変化の中にいる人物だ。会津藩士として生きていた過去を持ちながら、明治の東京では車夫として働き、さらにポリスとして事件に向き合うことになる。

『風、薫る』 写真提供=NHK

 明治を舞台にした作品には、華やかな衣装やレトロな街並み、剣たちの客など、目を引く魅力がある。くつも壁があった。治療を受けること、治療を続けること、その間の生活をどう支える時代か。 そこには貧富の差が大きく儲かっていて、明治の医療は、人々の暮らしの素晴らしさと深く関心があった。

■放送情報
2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00~8:15放送/毎週月曜~金曜12:45~13:00再放送
NHK BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30~7:45放送/毎週土曜8:15~9:30再放送
NHK BS4Kにて、毎週月曜から金曜日7:30~7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:見上愛、上坂樹里
脚本:吉澤智子
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール大関和物語』
制作統括:松園武大プロデューサー
:川口俊介
演出:佐々木善春、橋本万葉のみ
写真提供=NHK

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