三池崇史監督が市川團十郎を追う 初のドキュメンタリー映画『襲名』9月公開決定

三池崇史初のドキュメンタリー『襲名』公開

 三池崇史監督にとって初のドキュメンタリー映画『襲名』が9月に全国公開されることが決定し、あわせて特報映像が公開された。

 現在第79回カンヌ国際映画祭が開催中のフランス・カンヌのJWマリオットカンヌにて、配給を手がける株式会社K2 Picturesがラインナップ発表記者会見を実施し、本作の特報映像を世界初公開した。

 本作は、日本の伝統芸能である歌舞伎の名跡継承という極めて私的かつ公共性の高い瞬間にカメラを向け、3年以上にもおよぶ撮影期間の中で、市川團十郎の姿を通して“継承”と“個”の葛藤を描き出す。 歌舞伎界の名門・市川家における最大の節目である“襲名”という儀式を捉えた作品であり、十三代目市川團十郎白猿の襲名披露公演の舞台裏と、コロナ禍での2年半の襲名延期をも乗り越え実現したその歴史的瞬間を記録したドキュメンタリー。團十郎襲名を寿ぐ襲名披露公演の祝幕を担当したのは、世界のアートシーンで、活躍するアーティスト・村上隆。村上と團十郎の縁を結んだ三池監督の手で、その創作の過程も記録されている。

映画『襲名』2026年9月公開/特報映像 世界初解禁

 公開された特報映像では、舞台で見得を切る團十郎の姿や観客席の様子などを捉えている。

 また、発表にあわせて三池監督、團十郎のコメントも到着した。

コメント

三池崇史(監督)

十三代目市川團十郎白猿とは何者なのか?
シンプルに問い直したいと思う。團十郎白猿が放つ圧倒的な「美」の謎に迫りたい。令和という生温い泥沼。怯むことなく自分にも周りにも厳しく歌舞伎を磨き、同時に次なる團十郎を育むという重責を負い舞台に立ち続ける男の葛藤や孤独を記録してみた。「感動」などという薄っぺらな言葉から解放されたいと願っている貴方の魂を射抜く魔の眼力をスクリーンでお楽しみいただきたい。團十郎白猿の歌舞伎は、ただの歌舞伎ではない。エンターテイメントの正体に迫る。これは、そんな記録映画です。

市川團十郎(主演)

長きにわたり代々受け継がれてきた團十郎の名が、映像作品として後世に残されますことを、誠にありがたく、光栄に存じます。三池監督の手により、どのようなかたちで映像化されるのか、今から大きな期待を抱いております。

また、本作が海外より発信されることにも、深い意義を感じております。現在、映画『国宝』が世界的に注目を集めておりますように、日本の伝統文化である歌舞伎が広く海外の皆さまに知られ、エンターテインメントとしても親しまれておりますことを、歌舞伎俳優の一人として大変嬉しく存じます。

一方で、このたびの團十郎襲名は、現実の世界におけるものであり、私自身にとりましては、今なお極めて重責を伴うものでございます。そのような側面も含め、皆さまにどう受け止めていただけるのか、身の引き締まる思いとともに、拝見できる日を心より楽しみにしております。

■公開情報
『襲名』
9月全国公開
主演:市川團十郎
出演:市川新之助ほか
監督:三池崇史
祝幕:村上隆
製作:紀伊宗之、田中傳次郎
プロデューサー:田中傳次郎、坂美佐子
制作プロダクション:オー・エル・エム、PlanD
配給:K2 Pictures
協力:松竹株式会社
©︎2026 K2 Pictures・3Top

 

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