『我々は宇宙人』第79回カンヌ国際映画祭監督週間出品へ 坂東龍汰と岡山天音がW主演に

『我々は宇宙人』坂東龍汰と岡山天音がW主演

 2026年に劇場公開される映画『我々は宇宙人』が、第79回カンヌ国際映画祭監督週間部門に正式上映されることが決定。あわせて、坂東龍汰と岡山天音がW主演を務めることが発表され、特報映像とティザービジュアルが公開された。

 本作は、ホラーとアニメーションを中心とした映画作品の企画・製作を軸に、新しい作品の作り方と届け方に挑戦する映画レーベル「NOTHING NEW」が手がける、初の長編アニメーション。

 平成の田舎町で出会い、親友となった内気な少年・翼と、“特別”な存在の暁太郎。しかし、日常の歪みの先に起きた取り返しのつかない出来事が、二人の関係を大きく変えていくことになる……。

 企画・脚本・監督を務めるのは、YOASOBI「優しい彗星」のMVなどを手がける門脇康平。1996年生まれの門脇は東京藝術大学で絵画を学び、舞台映像やCMなどのディレクションを経てアニメーション作家として活動している。子ども特有のリアルな身体性を描き出すため、キャラクターにイメージの近い子役をオーディションで選んで、実際のシーンと近い状況で一度実写でもプレビズ撮影をするという手間をほぼ全カットで行っている。

 2025年11月に公開されたスーパーティザー映像は、SNSで公開1週間で200万インプレッションを記録。さらに『チェンソーマン』などで知られる漫画家・藤本タツキからも反応が寄せられた。

 内気でどこにでもいる普通の青年“翼”の声を演じるのは、『ライオンの隠れ家』(TBS系)での演技が話題を呼び、映画『爆弾』では日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した坂東。坂東は本作に参加した感想を、「脚本を初めて読んだときに、必ず多くの人の心を動かす映画になると確信した」と力強く語っている。また収録について「暁太郎役の岡山天音さんが隣で、まるで湯気が立ち上るような迫力のある声を放たれていて、毎秒身体が痺れるような感覚でした」とW主演の岡山を絶賛。そしてカンヌ国際映画祭への出品に関しては、「日本にとどまらず、世界中の方々に広く届く作品になることを祈っています」とコメントを寄せている。

 そしてもう一人の主人公、人気者で特別な存在“暁太郎”の声を務めるのは、主演を務めた
NHK夜ドラ『ひらやすみ』をはじめ、『冬のなんかさ、春のなんかね』(日本テレビ系)、『キングダム』シリーズなど話題作への出演が続き、2026年2月には第50回エランドール賞を受賞した岡山。岡山は本作を初めて観た際に、「その美しく歪んだ世界に吸い込まれました」と語っている。また収録について「共演の坂東龍汰さんが体現する翼の光と影に、真隣で触れていた時間が、暁太郎としても、自分自身としても、とても感じ入る特別な時間でした」とW主演の坂東との深い信頼を覗かせた。そしてカンヌ国際映画祭への出品に関しては、「多くの方に、主人公2人の小さくて大きな物語が届く事を願っております」とコメントした。

 また、幼少期の翼と暁太郎の声は、オーディションで選ばれた槙木悠人(翼幼少期)と中込佑玖(暁太郎幼少期)が演じる。

 音楽には藤井風や米津玄師などの楽曲をプロデュースする音楽家・Yaffleが参加。Yaffleは本作を「隠してる胸の奥を槍でぐりぐりつき回されるような映画」と評し、「圧倒的に美しいアニメーションという箱に、若き情熱たちが詰めた死ぬまで忘れられないようなストーリーが入っている」とコメント。また音楽に関して「醜さも含めた人間の美しさを音楽として一緒に詰めました」と思いを語っている。

 カンヌ国際映画祭は、フランス現地時間5月12日から23日に開催。昨年の映画『国宝』の上映でも話題となったカンヌ国際映画祭監督週間での正式上映を受けて、監督の門脇は「世界中の方々に作品をご覧いただく機会をいただけたことを、大変光栄に思っております」と感謝を述べた。

 公開されたティザービジュアルでは、ある夏の日、縁側で遊ぶ二人の姿が写し出されている。夕日が黄金に輝く中、見つめ合う翼と暁太郎。田舎の穏やかな風景の中に、「我々は宇宙人」というタイトルがあえて違和感を添えている。

長編アニメーション映画『我々は宇宙人』特報

 あわせて公開された特報映像の前半では、ノスタルジックな雰囲気の中で楽しく過ごす二人の姿が描かれるが、後半、Yaffle作曲の劇伴とともに空気は一変。“ある事件”をきっかけに、物語は急展開を迎える。翼と暁太郎には何があったのか。“宇宙人”とは一体何を意味するのか。

コメント

門脇康平(監督)

この度、カンヌ国際映画祭・監督週間に選出いただき、世界中の方々に作品をご覧いただく機会をいただけたことを、大変光栄に思っております。『我々は宇宙人』は、誰もが知っている普遍的な喜びや悲しみ、痛みといった感情を、非常に個人的な思い入れを込めたキャラクターとストーリーによって描いた作品です。
本作のキャラクターたちが世界の皆さまにどのように受け止めていただけるのか、楽しみにしておりますし、多くの方の心に届く作品になると信じています。

坂東龍汰(翼役)

映画『我々は宇宙人』で、翼の声を担当させていただきました。脚本を初めて読んだときに、必ず多くの人の心を動かす映画になると確信し、門脇監督をはじめスタッフの皆さんが持つ尋常ではない熱量に触れ、僕も全力で応えねばという気持ちになりました。収録では、暁太郎役の岡山天音さんが隣で、まるで湯気が立ち上るような迫力のある声を放たれていて、毎秒身体が痺れるような感覚でした。そして、カンヌ国際映画祭「監督週間」に選出されたことも、心から嬉しく思います。日本にとどまらず、世界中の方々に広く届く作品になることを祈っています。

岡山天音(暁太郎役)

最初に本編の映像を観させていただいた時、その美しく歪んだ世界に吸い込まれました。門脇監督とのやり取りの中でも、今作が監督自身の血が色濃く混ざった作品である事を改めて知り、大人になった暁太郎の声を担わせていただく中で、必死で暁太郎の輪郭を編もうとしたことを覚えています。同時に、共演の坂東龍汰さんが体現する翼の光と影に、真隣で触れていた時間が、暁太郎としても、自分自身としても、とても感じ入る特別な時間でした。カンヌ国際映画祭の監督週間で上映される事も含め、多くの方に、主人公2人の小さくて大きな物語が届く事を願っております。

Yaffle(音楽)

隠してる胸の奥を槍でぐりぐりつき回されるような映画です。圧倒的に美しいアニメーションという箱に、若き情熱たちが詰めた、死ぬまで忘れられないようなストーリーが入っています。一緒に観た人たちといろいろ話して理解が深まるような作りです。醜さも含めた人間の美しさを音楽として一緒に詰めました。

ジュリアン・レジ(第79回カンヌ国際映画祭監督週間アーティスティックディレクター)

本作は、異なる社会的背景を持つ二人の少年たちの成長と友情の物語です。
印象的なビジュアルスタイルもさることながら、この映画の真骨頂は語り口にあります。
断片的な記憶をたどるように物語は進み、人の記憶がいかに個人の歴史や経験した現実を塗り替えていくかを、繊細な感性で描き出しています。

■公開情報
『我々は宇宙人』
2026年劇場公開
キャスト:坂東龍汰、岡山天音
企画・脚本・監督:門脇康平
音楽:Yaffle
企画・製作・制作:NOTHING NEW
協力:MIYU PRODUCTIONS
©NOTHING NEW, MIYU PRODUCTIONS
公式サイト:https://nothingnew.film/wearealiens/

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