石橋静河「“自分の人生を生きる”ことが何より大切」 朝ドラ『ブラッサム』の出来に自信

恋多き女性として、時に世間から誤解やバッシングを受けながらも、自分の心に正直に生き抜いた宇野千代。石橋は、主人公・葉野珠を演じる上で「悲壮感がないこと」を一番の軸にしていると語る。
「珠ちゃんは、悲劇のヒロインには絶対にならないんです。一番しんどくて苦しい瞬間でも、その苦しみや恐れから絶対に目を背けず、『これは何なんだろう』と見続けられる強さがある。どんな困難も乗り越えていける強さを持った人であり、そんな彼女の真の強さを序盤から感じています。珠ちゃんの生き方を見ていると、周りの人も『自分ももっと優しくなれるかもしれない』『笑えるかもしれない』と勇気をもらえるんです」
情報過多で、他者の視線が厳しくなりがちな現代社会。石橋は、この物語が今の時代にこそ響くものだと熱弁する。
「今の時代も当時と同じように、あるいはそれ以上に世間の目が厳しすぎると感じる時があります。でも、そんな視線に押し潰されるのではなく、『自分で選んで自分の人生を生きる』ことが何より大切だと、珠の人生を通して教えられています。若い世代の人たちに、こんなにも大変な時代にまっすぐ自分の意志で生きた人がいたということを伝えたいです」

質疑応答では、ロケの詳細についても言及された。岩国市では錦帯橋のほか、国指定重要文化財である旧目加田家住宅などでも撮影が行われた。また、晩年の葉野珠に関連するシーンでは、加賀まりこや升毅といったベテラン俳優陣も岩国ロケに参加したことが明かされ、世代を超えて紡がれる物語への期待が高まる。
「まずは自分自身に『咲き誇れ』と言える人間であるか。そして、隣にいる人にも『咲き誇ってほしい』と願えるか。我々チームとしても、一人ひとりが自分で決めて歩み出すことを大切にしながら撮影を進めています」という村山の言葉通り、キャスト・スタッフが一丸となって作り上げる『ブラッサム』。桜舞う岩国で産声を上げた本作が、日本中にどのような花を咲かせるのか。
■放送情報
2026年度後期 NHK連続テレビ小説『ブラッサム』
NHK総合にて、2026年秋~放送
主演:石橋静河
作:櫻井剛
制作統括:村山峻平、櫻井壮一
演出:盆子原誠
写真提供=NHK






















