ソ・イングクのギャップがたまらない 『マンスリー彼氏』で“ロマンス職人”の実力を発揮

ここでソ・イングクのキャリアをドラマを中心に辿ってみたいと思う。1987年10月23日生まれの、今年39歳。小さい頃から歌うことが好きで、2009年に韓国最大の音楽オーディション番組Mnet『SUPER STAR K』シーズン1に出演。72万人の中から初代グランプリに輝き、歌手デビュー(2013年には日本でも歌手デビュー)。2012年に『冬のソナタ』(2002年)のユン・ソクホ監督によるドラマ『ラブレイン』で俳優デビューも果たす。同作はチャン・グンソクと少女時代のユナ主演のラブストーリーで、彼らの友人役で出演している、大きな黒縁メガネにぼさぼさの髪がトレードマークのソ・イングクが初々しい。

同年、ドラマ『応答せよ1997』で主役に抜擢され、無骨な釜山男子を演じて一躍脚光を浴びる。以降、コンスタントに作品に出演し、2016年の『元カレは天才詐欺師 ~38師機動隊~』でカリスマ詐欺師役、『ショッピング王ルイ』では子犬のように愛らしい記憶喪失の御曹司役に扮して、女性視聴者の心を鷲掴みに。2018年には、北川悦吏子脚本・明石家さんま×木村拓哉W主演の日本のドラマ(2002年/フジテレビ系)を、スタジオドラゴン×フジテレビが共同制作し、同名リメイクした韓国版『空から降る一億の星』で切ない運命に翻弄された孤独な男を演じ、ロマンス作品の主人公として定評を得る。

2021年には、『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』で神と人間の間の存在“滅亡”として、ソ・イングクの真骨頂ともいえる甘いロマンスを披露した。一転、2022年にはバイオレンスサバイバルアクション映画『オオカミ狩り』のために16キロ増量し、全身にタトゥーのある犯罪者パク・ジョンドゥとして、初めての悪役に挑戦。同作でソ・イングクにインタビューした際(※)、「悪役は現実ではなかなか感じられない感情を持っていて、実際には経験できないことなので、以前からやってみたいと思っていました」と、血飛沫にまみれる残虐なシーンに挑んだ気持ちを語ってくれた。

2023年にPrime Videoで配信されたドラマ『もうすぐ死にます』では、自死を選択したがゆえに“死”(パク・ソダム)により罰せられ、12回の死と生を繰り返すという、苦しい就活生チェ・イジェ役を務める。同作に登場するキム・ジフン×キム・ジェウクのサイコパス対決の恐ろしさに震撼し、イジェの母親役キム・ミギョンの深い愛に涙。そして前年から続くソ・イングクのダーティーな作品選びと役柄に目を見張っていたところ、2026年は『マンスリー彼氏』のあふれでる色気でロマンス職人ぶりを久しぶりに味わわせてくれたソ・イングク。これからも演技はもちろん、美しい歌声にも期待して、彼の活躍を楽しみにしていよう。
参照
※ https://tvbros.jp/tvbros-2023-05/2023/04/04/65685/






















