『アバターF&A』ジェームズ・キャメロンらのコメント到着 「家族が戦いの意味と向き合う」

12月19日に公開される『アバター』シリーズ最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の監督ジェームズ・キャメロンとキャスト陣からコメントが到着した。
本作は、全世界歴代興行収入ランキングで第1位の『アバター』、同ランキングで第3位にランクインしている『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に続く、シリーズ第3弾。前2作に続き、キャメロンが監督を務めた。
パンドラへ“アバター”として潜入した元海兵隊員のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)はナヴィのネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、人類と戦う決意をする。2作目『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では家族を築いたジェイクらが海へと戦いの場を移し、愛する者のために人類と対峙。侵略を退けることに成功するが、家族の命を奪われるという大きすぎる犠牲を伴った。そして最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』では、同じナヴィでありながらパンドラを憎むアッシュ族のヴァラン(ウーナ・チャップリン)が人類と手を組み襲来する。
本作で襲いかかる脅威と“迫りくる決戦”についてコメントを寄せたのは、キャメロン監督のほか、主人公ジェイク・サリー役のサム・ワーシントン、ジェイクの妻ネイティリ役のゾーイ・サルダナ、ジェイクとネイティリの養女キリ役のシガニー・ウィーバー、本作のヴィランでパンドラを憎むヴァラン役のウーナ・チャップリン、ジェイクの因縁の相手クオリッチ役のスティーヴン・ラング、人間の少年でありクオリッチの息子スパイダー役のジャック・チャンピオンの総勢7名。
キャメロンは「これは家族が戦いの意味と向き合う物語」と語り、本作に待ち受ける熾烈な戦いとスペクタクル満載のアクションについて 「ジェイクはみんなを救った伝説の戦士。でも、家族を犠牲にはできません。死ぬかもしれないとわかりつつ、戦争をさらに進めていきたくもありません。そういう葛藤が、この物語にはあるのです。そこへ今回はアッシュ族という敵が登場します。彼らはすごく興味深いキャラクターです。とくに、ウーナ・チャップリン演じるリーダー、ヴァラン。映画を見た人はみんな、『彼女に釘付けになった』と言いますよ。そしてアクションについてはハラハラさせるものがたっぷりあります。『アクションとはこうやるんだよ』と、しっかりお見せします」とコメント。
ジェイクたちに迫るヴァランは、パンドラの調和を保つ神のような存在“エイワ”に「見放された」と復讐心を燃やすアッシュ族の長であり、“炎を操る力”を持つ。予告編では、幼いころに故郷を失った際、民たちが助けを求めたにもかかわらずエイワは何も差し伸べてはくれなかったと、怒りをあらわに。ヴァラン役を務めるチャップリンは、「この部族はいままで観客が愛してきたパンドラの世界に、違った雰囲気や複雑さといった新たな層を持ち込みます。大自然とのつながりをなくした時、人は対立をしがちです。ヴァランは対立を好みます。このキャラクターは一筋縄ではいかないですよ」と語る。
さらにヴァランに協力を持ち掛けてきる最強の傭兵クオリッチを演じるラングは次のように語る。「この作品は大規模かつ立体的なチェス盤のようだと思います。ジェイクたちは違う方向から、違う手段で攻撃されるのです。たくさんのキャラクターがいてそれぞれが目的を持っているため、もはや敵はひとつのグループではありません」。
そんなヴァランたちの脅威にさらされるのはジェイク率いるサリー家。ジェイクはパンドラで築いた家族というかけがえのない存在を束ねる一家の長として、愛する星を守るために戦いに赴く。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』で家族の命を失った際には、悲しみを抱えながらも妻ネイティリに声をかけ我が子を守るために共に再び戦いの地に向かう強さを見せた。ジェイク役のワーシントンは「この家族は悲しみを抱えたまま戦うのです。この映画を『喪失についての映画』とは言いません。そこからどう立ち直るのか、立ち直るためにはどんな強さが必要とされるのかについての映画です。愛する家族のために戦うこと、彼らはなぜ戦うのか、そのことについての映画なのです」と語る。
一方、ジェイクの妻ネイティリは神秘の星を侵略する人間に対し強い敵意を持つ。ジェイク同様、家族の命を奪われた悲しみに打ちひしがれながらも、戦士としての力強さを見せ囚われの身となっていた子供たちの救出を見事に果たす。ネイティリ役のサルダナは「この映画ではこれまでよりずっと大きな危険が迫り、サリー家にとって非常に重要な瞬間が訪れます。スカイピープル(人間)はまだ諦めておらず、そこにアッシュ族という新たな試練が加わります。ネイティリも、彼女の周囲も、他の部族とここまで衝突したことはありません」とコメント。
ジェイクとネイティリの養女キリは、エイワとの深い結びつきを持っており、家族の命が危機に瀕した際にはエイワの力を借り、取り残された家族のもとまで助けに向かう頼もしい姿も見られた。キリ役のウィーバーはこれについて、「私たちが出会う新しいキャラクター、ヴァランや彼女の部族はエイワに見捨てられました。この暴力的な部族に、私たちは大きな衝撃を受けます。またアッシュ族はエイワにコネクションを感じておらず、エイワを信じていません。私たち家族にとっては、エイワとつながらない世界なんて想像するだけで恐ろしいことです」と語った。
そしてスパイダーは幼いころからサリー家の子供たちと共に育ち、ナヴィ語や弓矢の扱いなどにも長けナヴィと同じ生活を送っている。戦いに敗れた父クオリッチを助け出すも、行動を共にはせず決別する彼を演じるチャンピオンは「サリー家は考えられない悲劇を体験しそこから立ち直ろうとしています。そんなところへ、かつてと同じ危険、さらには新しい危険が迫ってくるのです。クレイジーです」とコメントした。


■公開情報
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
12月19日(金)日米同時公開
監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
製作:ジョン・ランドー
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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公式サイト:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar3





















