笠松将、『フェイクマミー』慎吾役へのアプローチを明かす 「あえて余白を持たせた芝居に」

笠松将、『フェイクマミー』出演を語る

 波瑠と川栄李奈がW主演を務める金曜ドラマ『フェイクマミー』(TBS系)に出演中の笠松将のインタビューコメントが公開された。

 本作は、次世代を担う脚本家の発掘・育成を目的としたプロジェクト「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」の第1回で大賞を受賞した園村三の『フェイク・マミー』をドラマ化するファミリークライムエンターテインメント。正反対の人生を歩んできた2人の女性が、子どもの未来のために“母親のなりすまし”という禁断の契約を結ぶ。

 笠松が演じる本橋慎吾は、本橋さゆり(田中みな実)の夫であり、茉海恵(川栄李奈)の一人娘・日高いろは(池村碧彩)の実の父親。徐々に慎吾の素性が明かされていくことに対して、SNSなどで「怪しい」という声も上がっている。

 笠松はそんな“謎の男”という役柄について「そういった謎めいた役が多いものですから、むしろ最初から素性の知れた、ヒーローのような役を演じたいなと思うことも(笑)。ですが、“謎の男”を演じさせてもらうからには、見ている人が『こっちなんじゃないか』『あっちなんじゃないか』と考察しながら楽しんでいただけるように、あえて余白を持たせた芝居にしたいと、プロデューサーや監督と話し合いながら作っています」とコメント。

 役を演じるにあたり、「難しいですけど、スタッフも出演者の皆さんも、若くてパワーのある方ばかりだからこそ慎吾は“やる時はやる、抜く時は抜く”というキャラクターでもあるのかなと思いました。なので、僕自身も同じスタンスで撮影現場にいます」と、役作りへの意識を明かした 。自身の役である本橋慎吾の印象については、「『これが正義であり、愛の形であり、普通なのかな』という感覚」と語った。

 撮影を振り返って印象的なエピソードに関しては、「妻・さゆり役の田中みな実さんとのお芝居はすごく楽しいですし、面白いです」と語り、「今のところ一番共演シーンが多いので、撮影の合間にはお芝居への考え方についてお話させてもらったり、健康や美容のお話も。そういうお話の中で、考え方が合うなと感じるところもあれば、『自分とは全然違うな』と思うようなところもあって。そうした違いをお芝居に反映させられると、慎吾とさゆりの関係性として自然に活きてくると思うので、とてもやりやすいです」と明かした。

 ダブル主演を務めている波瑠、川栄については、「この作品の中で正反対なタイプの2人が、それぞれ“リーダー像”のようなものを持っていて、どちらもかっこいいし、いとおしくて、応援したくなるような人たちです」とコメントし、いろは役の池村については「話を聞く限り、スタッフの皆さんの名前を覚えていて、カメラの前でさまざまな表情を見せてくれる。きっとこのチームだけでなく、見てくださっている皆さんもメロメロになっているんじゃないでしょうか」と語った。

笠松将(本橋慎吾役)コメント

脚本を読んだ感想

面白かったです。自分がドラマを楽しみに見ていた頃の、温かくて、優しさがありながらもパワーのある物語だなと感じました。そして登場人物がさまざまなところで絡み合っていて、そこが面白いし、いいなと思いました。

演じる本橋慎吾はどんな人物?

僕としては、「これが正義であり、愛の形であり、普通なのかな」という感覚で。今回の作品ではそこがちょっと意地悪に見えたりするだけであって。だからすごく行動や言動も理解できますし、「分かる、分かる」と共感する部分も多かったですね。

演じるにあたって意識したこと

難しいですけど、スタッフも出演者の皆さんも、若くてパワーのある方ばかりだからこそ慎吾は“やる時はやる、抜く時は抜く”というキャラクターでもあるのかなと思いました。なので、僕自身も同じスタンスで撮影現場にいます。

徐々に素性が明かされていく役柄をどう受け止めている?

そういった謎めいた役が多いものですから、むしろ最初から素性の知れた、ヒーローのような役を演じたいなと思うことも(笑)。ですが、“謎の男”を演じさせてもらうからには、見ている人が「こっちなんじゃないか」「あっちなんじゃないか」と考察しながら楽しんでいただけるように、あえて余白を持たせた芝居にしたいと、プロデューサーや監督と話し合いながら作っています。

撮影を振り返って印象的なエピソード

妻・さゆり役の田中みな実さんとのお芝居はすごく楽しいですし、面白いです。今のところ一番共演シーンが多いので、撮影の合間にはお芝居への考え方についてお話させてもらったり、健康や美容のお話も。そういうお話の中で、考え方が合うなと感じるところもあれば、「自分とは全然違うな」と思うようなところもあって。そうした違いをお芝居に反映させられると、慎吾とさゆりの関係性として自然に活きてくると思うので、とてもやりやすいです。

息子・圭吾役の高嶋龍之介について

年齢関係なく、いち俳優さんとして接していますね。僕に懐いてくれて、最初のほうは僕の膝の上に座ったりしていましたが、撮影を重ねるたびにだんだん僕より田中さんに心を開いているように感じています(笑)。田中さん、龍之介くんと一緒に、家族という一つのチームでお芝居ができて、すごく楽しいです。

転職エージェント・野口俊彰役のダイアンの津田篤宏さんとの共演シーンについて

撮影現場では、津田さんが「セリフ、言えるかな」と少し不安そうにされていたり、言葉に詰まる場面もあったんですが、いざ本番になると“本番強さ”を発揮されていました。お芝居を本業にされている方ではないけれど、カメラの前や舞台の上に立つ人間としての存在感がものすごくて、“ノリに乗っている人だ”と感じました。お芝居のパワーや勢いが本当にすごくて、目の前に立つと少し圧倒されるような迫力があり、そのパワーを受けながら一緒に芝居ができたのは、本当に楽しかったです。写真も撮らせてもらいました(笑)。

津田さんと会った時の感想は?

実は津田さんとは2回目の共演だったんですけど、僕のことをあまり覚えていらっしゃらなかったみたいで……(笑)。次にお会いした時に覚えておいてもらえるように、取材やSNSで発信しようかなと思っています(笑)。

ダブル主演を務める波瑠、川栄李奈について

この作品の中で正反対なタイプの2人が、それぞれ“リーダー像”のようなものを持っていて、どちらもかっこいいし、いとおしくて、応援したくなるような人たちです。波瑠さんと川栄さんどちらも短い準備期間の中でしっかり役を自分の中に落とし込み、カメラの前で演じているのが素晴らしいですし、とても頼もしいなと思いました。

いろは役の池村碧彩について

池村さんは周りからの話を聞く限り、スタッフの皆さんの名前を覚えていて、カメラの前でさまざまな表情を見せてくれる。きっとこのチームだけでなく、見てくださっている皆さんもメロメロになっているんじゃないでしょうか。今のところ同じシーンが少ないので、今後ガッツリと対峙するシーンを楽しみにしています。

「◯◯のためなら◯◯してもいい」と思うことは?

その時のテンションによりますけど、“面白い人と話せるなら、深夜3時でも外出してもいい”です。僕自身の中で“面白い”と思う人に会えるなら、いつ何時に呼ばれてもその人のいるところへ行けます。もちろん津田さんに呼ばれたらすぐに向かいますよ!

視聴者へのメッセージ

連続ドラマで第5話というのは、“魔の話数”といわれることがありますけども、しっかりと慎吾が暴れますので、楽しみにしてもらえるとうれしいです。

『フェイクマミー』の画像

金曜ドラマ『フェイクマミー』

「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」第1回大賞作をドラマ化。正反対の人生を歩んできた2人の女性が、子どもの未来のために“母親のなりすまし”という禁断の契約を結ぶ。

■放送情報
金曜ドラマ『フェイクマミー』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:波瑠、川栄李奈、向井康二(Snow Man)、中村蒼、野呂佳代、池村碧彩、橋本マナミ、中田クルミ、 津田篤宏(ダイアン)、筒井真理子、利重剛、若林時英、宮尾俊太郎、朝井大智、筧美和子、浅川梨奈、笠松将、田中みな実
脚本:園村三
演出:ジョンウンヒ、嶋田広野、宮﨑萌加
主題歌:ちゃんみな「i love you」(NO LABEL MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
プロデュース:韓哲、中西真央、唯野友歩
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/fakemommy_tbs/
公式X(旧Twitter):@fake_mommy_tbs
公式Instagram:fake_mommy_tbs
公式TikTok:@fake_mommy_tbs

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