中村蒼、初の小学校教師役は「新鮮で、不思議な感覚」 “小さな幸せ”を感じる瞬間も明かす

中村蒼、『フェイクマミー』出演を語る

 波瑠と川栄李奈がW主演を務める金曜ドラマ『フェイクマミー』(TBS系)に出演中の中村蒼のインタビューコメントが公開された。

 本作は、次世代を担う脚本家の発掘・育成を目的としたプロジェクト「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」の第1回で大賞を受賞した園村三の『フェイク・マミー』をドラマ化するファミリークライムエンターテインメント。正反対の人生を歩んできた2人の女性が、子どもの未来のために“母親のなりすまし”という禁断の契約を結ぶ。

 W主演を務める波瑠と川栄のほか、向井康二(Snow Man)、中村蒼、池村碧彩、田中みな実、笠松将、野呂佳代、橋本マナミ、中田クルミが出演する。

 中村が演じるのは、茉海恵の一人娘・いろは(池村碧彩)が通う、名門私立・柳和学園小学校の教師・佐々木智也。智也は、薫(波瑠)の中学時代の家庭教師であり、薫の初恋の相手。一方で、「RAINBOWLAB」が展開する商品・“虹汁”のファンで、虹汁旗艦店「Itteki」で茉海恵(川栄李奈)と出会い、「ササエル」とニックネームで呼ばれている。

 そんな智也は、薫が書いた保護者面談記録票の筆跡と児童調査票の筆跡が異なること、さらに茉海恵がメモに書いたおすすめのスーパー「恵屋」の「恵」の字を見て、児童調査票の筆跡との類似していることに気づく。

 初の小学校教師役を務める中村は、子どもたちとの撮影について、「本当の小学校さながらに、ワイワイとにぎやかな雰囲気です。教壇に立つ自分の姿を見ても新鮮で、不思議な感覚があります」と語る。撮影ではさまざまなトラブルが起こることもあるようだが、「子どもたちは本番になるとお芝居にしっかりと集中してくれて、年齢的に難しいだろうなと思うこともやりきってしまう。その姿が本当に素晴らしいなと感じています」と、子どもたちから刺激を受けていることも明かした。

 以前は“智也とは共通点はない”と話していた中村。撮影が進んでも「そこはあまり変わっていないかもしれません」と話すが、「ただ、波瑠さんが演じる、柳和学園で会う薫さんや、川栄さんが演じる、『Itteki』で会う“まみえる”さんと接するシーンでは、少し笑顔が見えたり、フラットな状態で向き合っている感じがします。なので、そういう部分は自分と通じるところがあるかもしれません」と多少の変化を感じているよう。

 さらに、智也について“自分だけが感じる小さな幸せを持っているところは似ている”とも分析していたが、中村にとっての“小さな幸せ”は、「サブスク(サブスクリプション)で好きな作品を見ること」。多忙な中村は作品の台本と向き合う時間が多いそうで、「(台本を)“読まない時間”が、つかの間の休息時間で僕にとってささやかな幸せです」と笑った。

 撮影現場の雰囲気について尋ねると、「年齢が近い方も多いので、和やかに進んでいます。これまでに共演したことのある方も多く、気兼ねなく話せる雰囲気が漂っています」と語る。特に波瑠とは10代の頃から共演しているため「信頼関係の上で挑めている感覚があります」と明かした。

 波瑠とW主演を務める川栄については、「普段から無邪気に笑っていらっしゃる印象があります。お芝居では、子育てをしながら会社も支える社長というパワフルな役なので、対峙した時にそのエネルギーを感じます」と称賛。

 いろはの“ニセパパ”として接する機会が多い、黒木竜馬役の向井康二は「いると、撮影現場が一気に明るくなる」という。さらに、いろは役の池村とは、遊ぶより話すことの方が多く「僕に対して“先生”という意識があるのか、少し距離を置いて接してくれている気がします。その感じも役の関係性に近くて、ちょうどいい距離感だなと思います」と関係性を明かした。

 第4話の見どころについては、「第1〜3話で抱えていた智也の“モヤモヤ”という点たちが、第4話で少しずつ線になっていきます。彼なりに問題に立ち向かっていく回で、このドラマの最初の大きな山場になると思います。ぜひ楽しみにしてもらえたらうれしいです」と呼びかけた。

中村蒼(佐々木智也役)コメント

初の小学校教師役での、子どもたちとの撮影について

本当の小学校さながらに、ワイワイとにぎやかな雰囲気です。教壇に立つ自分の姿を見ても新鮮で、不思議な感覚があります。撮影ではさまざまなトラブルが起こることがありますが、子どもたちは本番になるとお芝居にしっかりと集中してくれて、年齢的に難しいだろうなと思うこともやりきってしまう。その姿が本当に素晴らしいなと感じています。

教師役を演じるにあたって参考にしたこと

自分の小学生時代の先生を思い返してみたかもしれません。怖い先生もいましたけど(笑)、自分が「いい先生だな」と感じた方は、あまり子ども扱いせず、対等に接してくれていた印象があります。今回演じるのは私立の小学校の先生なので、子どもと“生徒”としてではなく、“一人の人間”として向き合えたらいいなと思いながら演じています。

「智也とは共通点はない」と話していたが、撮影が進んで変化はあったか

そこはあまり変わっていないかもしれません。ただ、波瑠さんが演じる、柳和学園で会う薫さんや、川栄さんが演じる、「Itteki」で会う“まみえる”さんと接するシーンでは、少し笑顔が見えたり、フラットな状態で向き合っている感じがします。なので、そういう部分は自分と通じるところがあるかもしれません。

智也について「自分だけが感じる小さな幸せを持っている」と話していたが、自身の“小さな幸せ”は?

サブスク(サブスクリプション)で好きな作品を見ることです。あとは常にセリフを覚える作業があるので、「明日は休みです」という日は一切台本を読まないようにしています(笑) その“読まない時間”が、つかの間の休息時間で僕にとってささやかな幸せです。

撮影現場の雰囲気について

年齢が近い方も多いので、和やかに進んでいます。これまでに共演したことのある方も多く、気兼ねなく話せる雰囲気が漂っています。特に波瑠さんとは10代の頃から何度かご一緒しているので、信頼関係の上で挑めている感覚があります。

川栄李奈の印象について

普段から無邪気に笑っていらっしゃる印象があります。お芝居では、子育てをしながら会社も支える社長というパワフルな役なので、対峙した時にそのエネルギーを感じます。すごくエネルギッシュで明るい方です。

黒木竜馬役の向井康二について

向井さんがいると、撮影現場が一気に明るくなります。物語の中ではいろはの“ニセパパ”として竜馬と関わることが多いのですが、副社長としての本来の姿を見る機会はまだなくて。それでも画面越しから、社長の右腕として支えるスマートさや頼もしさが伝わってきます。

いろは役の池村碧彩とのコミュニケーション

カメラが回っていない時は、学校の話を聞いたり、好きなものを聞いたりしています。お芝居になると自然に“いろは”になっていて、その切り替えが本当にナチュラルなのでうらやましく感じます。
すごく明るいので、撮影現場の誰からもかわいがられています。波瑠さんや川栄さんたちとは、さまざまな遊びをしているそうなのですが、僕とは会話が中心。僕に対して“先生”という意識があるのか、少し距離を置いて接してくれている気がします。その感じも役の関係性に近くて、ちょうどいい距離感だなと思います。

「視聴者の方にとって、本作が日々の元気になれば」と話していたが、特に見どころとなるシーンについて

日高家は一見恵まれた家庭ですが、その家庭内では当事者にしか分からない悩みがある。柳和学園に通っている生徒たちにもさまざまな家庭があります。ママ同士が見えの張り合いをしている中で、それぞれが“見せない苦しみ”を抱えていると思うんです。
ドラマが進むにつれて、そうした裏側が描かれていくので、「悩んでいるのは自分だけじゃない」と感じてもらえるのではないでしょうか。
そして、波瑠さん演じる薫は、同調圧力にも負けずに自分の信じる道を切り開いていく人。 そんな姿から、生きる力を受け取ってもらえたらと思います。

第4話の見どころ

第1〜3話で抱えていた智也の“モヤモヤ”という点たちが、第4話で少しずつ線になっていきます。彼なりに問題に立ち向かっていく回で、このドラマの最初の大きな山場になると思います。ぜひ楽しみにしてもらえたらうれしいです。

『フェイクマミー』の画像

金曜ドラマ『フェイクマミー』

「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」第1回大賞作をドラマ化。正反対の人生を歩んできた2人の女性が、子どもの未来のために“母親のなりすまし”という禁断の契約を結ぶ。

■放送情報
金曜ドラマ『フェイクマミー』
TBS系にて、毎週金曜22:00〜22:54放送
出演:波瑠、川栄李奈、向井康二(Snow Man)、中村蒼、野呂佳代、池村碧彩、橋本マナミ、中田クルミ、 津田篤宏(ダイアン)、筒井真理子、利重剛、若林時英、宮尾俊太郎、朝井大智、筧美和子、浅川梨奈、笠松将、田中みな実
脚本:園村三
演出:ジョンウンヒ、嶋田広野、宮﨑萌加
主題歌:ちゃんみな「i love you」(NO LABEL MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
プロデュース:韓哲、中西真央、唯野友歩
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/fakemommy_tbs/
公式X(旧Twitter):@fake_mommy_tbs
公式Instagram:fake_mommy_tbs
公式TikTok:@fake_mommy_tbs

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