『チェンソーマン』レゼ×デンジの“再会if”望む声続出 レゼはデンジが好きだったのか?

※本稿は『チェンソーマン レゼ篇』のネタバレを含みます。
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の大ヒットはまだまだ続いており、SNS上では登場人物たちの二次創作が盛んに生み出されている。そのなかでも目立つのが、同作のヒロイン・レゼをめぐる“ifストーリー”だ。
今回は二次創作で描かれがちなシチュエーションを通して、『レゼ篇』がファンたちに与えた衝撃について考察していきたい。なお、記事内では物語の結末部分にも言及していることをあらかじめ断っておく。
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劇場版『#チェンソーマン レゼ篇』
入場者プレゼント第二弾解禁!
\原作者 #藤本タツキ 先生描き下ろしの
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— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR) September 29, 2025
同作は公安対魔特異4課でデビルハンターとしての日々を過ごす少年・デンジが、ある日レゼという謎めいた少女に出会い、翻弄されていくというストーリー。デンジはレゼに恋心を抱くものの、実は彼女の正体はデンジの心臓を奪うためにやってきたソ連の刺客で、その恋は切ない結末に終わるのだった。

それに対して二次創作でよく見かけるのは、レゼがデンジと無事再会するというストーリー。本編のレゼはデンジが待つ喫茶店へと続く路地裏でマキマに始末されてしまうが、ファンたちは“何とかして生き残った未来”を夢想しているようだ。具体的には「ふたりで平和に田舎暮らしをするif」や「公安で一緒に働き始めるif」などがあり、そのなかでもとくに目立つのは「レゼが花束を受け取ったif」だ。
ほかでもない原作者・藤本タツキ自身が入場者特典第2弾で「花束を抱えたレゼをお姫様抱っこするデンジ」を描いていたことも、そうしたファンアートが増えた理由なのかもしれない。

その一方、レゼとデンジには「学校に通っていなかった」という共通点があることから、ふたりがパワーや早川アキなどと一緒に学園生活を送る“学園パロディ”的な二次創作もよく描かれている印象。さらに原作の『チェンソーマン』第二部の内容をもとにして、デンジとナユタとレゼの3人暮らしを夢想する人もいるようだ。
こうした二次創作が溢れかえっているのは、それだけレゼの残酷な運命に衝撃を受ける人が多かったからだろう。冷酷な暗殺者の仮面をかぶっていたにもかかわらず、終盤でその素顔をあらわにし、デンジと一緒に生きることを決断。しかし結局はその想いを伝えることもできずに死んでいった……という悲劇性が、レゼというヒロインの魅力であり、ファンたちを“あり得たかもしれない未来”に駆り立てる原動力にもなっている。



















