『閃光のハサウェイ』ペーネロペー新装備(?)に考察熱狂 新予告のギギなど原作と比較分析

劇場アニメ『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』の公開日が、2026年1月30日に決定。メインビジュアルとともに新たな予告映像も公開された。
本稿では予告映像に含まれている情報を原作の設定と照らし合わせつつ、どんな物語になるのか予想していきたい。
同作は2021年に公開された『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の続編にあたる作品。シャアの反乱から12年後の世界を舞台として、地球連邦政府に抵抗する組織「マフティー」のリーダーであるハサウェイ・ノアと、地球連邦軍大佐のケネス・スレッグ、謎めいた少女ギギ・アンダルシアの奇妙な運命が主題となっている。
前作ではハサウェイが最新型モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムを受領し、レーン・エイムが操る連邦軍のモビルスーツ・ペーネロペーを撃破した後、「マフティー」の仲間たちと合流を果たすところまでが描かれていた。
最新予告は「死ぬときに人は何を持っていけるか……」というギギの意味深なつぶやきから始まり、炎に包まれた大地を苦々しく見下ろすハサウェイの姿や、ケネスとギギが会話する姿などが描写されている。
また戦闘シーンとしては、Ξガンダムが上空でファンネルミサイルを撃つ場面や連邦軍のモビルスーツをビーム・ライフルで迎撃する場面が含まれていた。
とくにファンたちの注目を集めているのは、24秒ごろに一瞬だけ挿入されるカット。画面の手前側に緑色のカバーをかけられた装備が映っていたのだが、その正体についてSNS上では2つの説が飛び交っている。1つは破損したペーネロペーから分離されたフライトユニットという説。もう1つは、一部資料でだけ語られていた“幻の装備”アルゴスユニットという説だ。
原作小説では修理を終えたペーネロペーが戦果を上げる場面があるものの、大幅な兵装の変更があったようには描かれていない。しかし『ガンダム』シリーズではガンプラ展開のために、モビルスーツの新たなバージョンを積極的に登場させられるのが一種のお約束となっている。そう考えると、今作で「新装備のアルゴスユニットに換装したペーネロペー」が登場する可能性はゼロではなさそうだ。
ギギの“あのセリフ”は再現されるのか?
また今回の最新予告では、ギギの存在感が強調されている印象だ。いくつものセリフがフィーチャーされている上、「その存在が戦いの行方を変える」というテロップまで用意されている。
もともとシリーズ2作目は、制作途中でタイトルが仮題の『サン オブ ブライト』から『キルケーの魔女』に変更されたという経緯があるが、これはギギが重要な役割を担っていることを示唆しているのではないだろうか。
なお原作小説では、今回アニメ化される範囲でギギが“とんでもないセリフ”を口にする場面がある。彼女の独特なキャラクター性を表現したセリフとして有名だが、あまりに過激なので「カットされるのではないか」と予想する人も多い。たしかにギギ役を演じているのは人気声優の上田麗奈なので、原作通りに描写するのは難しいかもしれない。
とはいえギギに焦点を当てるなら避けては通れないシーンではあるので、アニメスタッフがどのように処理するのか気になるところだ。
“魔女”に魅入られたハサウェイの運命を描くシリーズ第2作目。予告のナレーションでは「人類の希望になると願った男の正義が揺らいでいく」とも語られており、激動の展開に突入することは間違いないだろう。劇場公開の日を楽しみに待ちたい。
■公開情報
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』
2026年1月30日(金)公開
キャスト:小野賢章(ハサウェイ・ノア役)、上田麗奈(ギギ・アンダルシア役)、諏訪部順一(ケネス・スレッグ役)、斉藤壮馬(レーン・エイム役)
原作:富野由悠季、矢立肇
監督:村瀬修功
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:pablo uchida、恩田尚之、工原しげき
キャラクターデザイン原案:美樹本晴彦
メカニカルデザイン:カトキハジメ、山根公利、中谷誠一、玄馬宣彦
メカニカルデザイン原案:森木靖泰、藤田一己
美術設定:岡田有章
美術監督:大久保錦一
色彩設計:すずきたかこ、久保木裕一
ディスプレイデザイン:佐山善則
CGディレクター:増尾隆幸
撮影監督:大山佳久
特技監督:上遠野学
編集:今井大介
音響演出:笠松広司
録音演出:木村絵理子
音楽:澤野弘之
企画・制作:サンライズ
製作:バンダイナムコフィルムワークス
配給:バンダイナムコフィルムワークス/松竹
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