堀未央奈、不倫ドラマでキーパーソンも「絶対許せないタイプ」 アイドル時代からの変化も

夫を愛するために不倫を続ける妻・千春(仁村紗和)と、どんなに不倫されて後悔しても妻を愛し続ける夫・拓哉(前田公輝)の関係を描く“夫婦愛ミステリー”『完全不倫 ― 隠す美学、暴く覚悟 ―』(日本テレビ系)。9月16日に放送された第12話では、千春の4人目の不倫相手が拓哉の同僚である小田莉乃であることが明らかに。そんな莉乃を演じている堀未央奈にインタビュー。莉乃の役作りや不倫に対する自身の本音、乃木坂46時代からのあゆみについて語ってもらった。【インタビューの最後には、サイン入りチェキプレゼント企画あり】
「不倫は絶対許せないタイプ」
ーー第12話のラストで、莉乃が千春の4人目の不倫相手があることが明らかになりました。
堀未央奈(以下、堀):ビックリですよね(笑)。実は最初から表情や言動などに細かい伏線が仕掛けられていたんです。
ーー堀さんは事前に結末を知った上で撮影に入られていたんですよね。
堀:そうですね。ドラマだと台本を最初に全部いただかずに撮影途中で更新されていくパターンもありますが、今回は最初からすべていただきました。莉乃はかなりのキーパーソンなので。
ーー最初に莉乃を演じることが決まったときはどのような心境でしたか?
堀:不倫ものの作品はたくさんありますが、『完全不倫』は今までに観たことのないテイストの作品だなと感じました。コメディー要素もあって、重すぎないので、すごくいいなと。その中で、莉乃は一見小悪魔で、よくいる同僚みたいな子ですが、いざ蓋を開けてみたら後半に展開があるのが魅力的で、演じられるのが嬉しかったです。
ーーいわゆるどんでん返しを匂わせつつも、わかりやすすぎてもダメですよね。演じる上でその塩梅は大変でしたか?
堀:難しかったですね。なるべく千春に向けての言動じゃないように見せるために気をつけました。ただ、見返していただくこともあると思うので、そのときに「あ、ちゃんと千春に向けての言葉だったんだ」と納得してもらえるようにもしなければいけなくて。難しい塩梅でしたね。
ーー堀さんに合っている役柄だなと感じましたが、莉乃とご自身を比べていかがですか?
堀:それが結構違うんです。自分が思ったことを口に出すところは似ているんですけど、私は莉乃みたいに愛嬌を出さないタイプなので。プライベートでも、仲が良くなった子に「もともと抱いていたイメージと全然違う」と驚かれることも多いんです。乃木坂46時代はイメージに合わせていた部分も少なからずあるので、卒業してからより素に近くなった感じはあると思います。
ーー演じる上では、自分と近い役とそうじゃない役、どちらのほうが演じやすいんですかね。
堀:私は自分に近いほうが演じやすいタイプです。莉乃ちゃんって、誰に対しても距離感が近いんですよね。私はどんなに親しい人でも、物理的な距離感が近いのが苦手なんです。どんなに親しくても、基本的にちゃんと距離をとって接したい人なので。拓哉のパーソナルスペースにグッと入っていく莉乃ちゃんを演じるのは、自分の中で挑戦でした。愛犬への距離感はバグっているので、それを思い出しながらグッと行くようにしました(笑)。
ーードラマの中では“最新不倫トリック”もたくさん描かれていました。堀さん自身は“不倫”に対して率直にどういう見解を持っていらっしゃいますか?
堀:私は結構厳しく見てしまいます。不倫は絶対許せないタイプですね。どんなに友達関係でも、ダメなことはダメって言いたいし、曲がったことが嫌いなので。もし友達が不倫していたら、「やめなよ」って言うと思います。ダメなことはダメだと教えてあげるのも愛だし、そこで自分が我慢して友人関係を続けても、お互いにとってよくないと思うんですよね。だから「あなたの行動を尊重できないから、距離を置きます」と伝えて、実際に距離を置くと思います。それが一番誠実な行動なんじゃないかなと。
ーーカッコいいですね。なかなかそういうことを言える人は少ないと思うので。
堀:人生は短いと思っているので、深く考えてすぐに行動に移すことを大事にしているんです。
ーーその考え方は昔から?
堀:基本的に変わらないですね。歳を重ねれば重ねるほど「人生は短い」という思考がどんどん加速している気がします。なので物事について深く考えるようになりましたし、行動も前より早くなったと思います。
























