松たか子の芝居に思わず息を呑む 『しあわせな結婚』は“間違いないドラマ”だと確信

脚本を担当する大石静は『徹子の部屋』(テレビ朝日系)出演時に、元々ドラマのタイトルは『ネルラという妻』だったが、スタッフに説得され今の『しあわせな結婚』になったと明かしていた。物語の中心にいるのはネルラ。『しあわせな結婚』というタイトルも、ネルラ視点だとすれば腑に落ちていくが、ひらがなの“しあわせ”というところにまだ意味がありそうだ。
『しあわせな結婚』で大石静が描く“しあわせ”とは? 毒をはらんだ創作哲学から紐解く
7月17日より始まるドラマ『しあわせな結婚』(テレビ朝日系)。「妻が抱える大きな秘密を知ったとき、彼女を愛し続けられるのか?」と…第1話ラストのネルラの寝言「Sono innocente(ソノイノチェンテ)」は、「私は無実です」を意味するイタリア語。なぜイタリア語なのかは、イタリアでの留学経験からという以上に意味はないだろう。しかし、第1話に続いて、第2話でその謎がより一層深まっているのが、鈴木家のマンションの3階リビングにある、仏壇の位牌だ。一つはレオ(板垣李光人)の御産で亡くなったネルラの母であることは間違いないが、それでは右にあるのは誰の位牌なのだろうか。手を合わせたレオに、幸太郎が尋ねるが返答はなし。位牌にある「法空日五信士」は、男性の戒名を示しており、ネルラの母が亡くなった翌年の平成12年=2000年の記述がある。

また、ネルラがレオに話す「今年は幸太郎さんも一緒に舞鶴行ってもらおうと思ってるんだ」というセリフも今後の展開のフックになっていきそうな予感がする。京都に鈴木家のルーツがあるということなのだろうか。
大石静が脚本を手がける、夫婦の愛を問う“完全オリジナルホームドラマ”であり、令和の“マリッジ・サスペンス”。主演を務める阿部サダヲと松たか子は、10年ぶりに夫婦役を演じる。
■放送情報
木曜ドラマ『しあわせな結婚』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00~21:54放送
出演:阿部サダヲ、松たか子、板垣李光人、段田安則、岡部たかし、玉置玲央、金田哲、馬場徹、辻凪子、堀内敬子、小松和重、杉野遥亮
脚本:大石静
監督:黒崎博、星野和成、楢木野礼
ゼネラルプロデューサー:中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー:田中真由子(テレビ朝日)、山形亮介(テレビ朝日)、森田美桜(AOI Pro.)、大古場栄一(AOI Pro.)
音楽:世武裕子
主題歌:Oasis「Don’t Look Back In Anger」(Sony Music Labels Inc.)
制作協力:AOI Pro.
制作著作:テレビ朝日
©テレビ朝日
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