吉岡秀隆主演『夜の道標』本予告第2弾&ポスター公開 瀧内公美、高杉真宙らも出演へ

『夜の道標』本予告第2弾&ポスター公開

 9月14日よりWOWOWで放送・配信がスタートする吉岡秀隆主演『連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-』に、瀧内公美、高杉真宙、和田正人、キムラ緑子らが出演することが決定。あわせて、本予告第2弾とポスタービジュアルが公開された。

 本作は、2021年度直木賞にノミネートされた作家・芦沢央が作家生活10周年記念として手がけ、第76回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門を受賞した『夜の道標』(芦沢央/中公文庫)を連続ドラマ化する社会派ミステリー。脚本に『PICU 小児集中治療室』(フジテレビ系)、『バニラな毎日』(NHK総合)の倉光泰子、共同脚本・監督に『見えない目撃者』『重力ピエロ』の森淳一を迎え、音楽をJun Futamataが担当。主演に吉岡秀隆、さらに野田洋次郎の出演が決定している。

 1996年、横浜市内で学習塾を経営する講師・戸川勝弘が殺害された。被害者の元教え子で軽度の精神障害を持つ阿久津弦が早々に容疑者として捜査線上に浮かぶが、事件発生から2年経った今も足取りはつかめていない。捜査が縮小する中、窓際刑事の平良正太郎(吉岡秀隆)が課長・井筒勲の指示で、若手刑事・大矢啓吾と共に戸川殺しの専従捜査を担当することに。悪い噂1つない人格者・戸川がなぜ殺されたのか。戸川を知る塾関係者、容疑者・阿久津の母親や元妻、知人……平良らは日々聴き込みを続けるが、謎は深まるばかり。一方、殺人犯を匿うことになる阿久津の同級生・長尾豊子、阿久津にあるきっかけで出会う小学生・橋本波留。関係ないように見えた者たちが、阿久津という逃亡中の容疑者を中心に動き出した時、バラバラに思えた点と点が繋がり、やがて思いもよらぬ展開を見せていく。阿久津の殺人と逃亡の理由、平良たちがたどり着く“真実”、そして浮き彫りになる、ある社会問題とは。

 瀧内が演じるのは、殺人事件の容疑者・阿久津の同級生で、阿久津を匿う長尾豊子役。そして、刑事・平良とバディを組み、真相究明に奔走する若手刑事・大矢啓吾役に高杉真宙が決定した。本作への出演に際し、瀧内は、「脚本を読み終えたとき、取り扱う題材の重さに心が痛み、登場人物たちが生きる時間の流れに、引きずり込まれていくような感覚に陥りました」。高杉は、「この作品で大矢という人物は犯人を追う一人の警察官ですが、人らしく葛藤する様は見ている方達と同じ心情でいる存在だと思います」と作品への思いを語っている。

 そのほか、容疑者・阿久津と“あるきっかけ”で出会う小学6年生・橋本波留役に小谷興会、波留のクラスメイト・仲村桜介役に小林優仁が決定。小谷は「TOHO NEW FACE」のグランプリを獲得した新鋭。ドラマ出演経験豊富な小林と共に、厳しいオーディションを勝ち抜いて選ばれた。

 そして刑事、平良の妻・澄子役には映美くらら、平良夫婦の一人息子で悩みを抱える高校生・孝則役に坂元愛登。波留の父親、橋本大洋役に吉岡睦雄、阿久津の元妻・真木実和役に朝倉あき。学習塾の講師で、阿久津に殺害された被害者・戸川勝弘役に宇野祥平。平良と大矢の上司の刑事課長・井筒勲役に和田正人、そして物語の鍵を握る阿久津の母親・栄子役をキムラ緑子がそれぞれ名を連ねた。ほかにも野田演じる阿久津の少年期を原田琥之佑、波留らの担任教師を柾木玲弥が演じ、気鋭の若手から実力派が揃う布陣となった。

た「連続ドラマW 夜の道標 –ある容疑者を巡る記録–」本予告

 あわせて、本予告第2弾とポスタービジュアルが公開。ポスタービジュアルでは、夜の闇に紛れた犯人と追い求める刑事ら、そして犯人を匿う女性の姿が捉えられており、4つの断片に分かれた登場人物の内在している感情が表現されている。また、光の境界線がそれぞれの関係性や緊張感を示し、キャッチコピーの「この罪を、誰が責められるのか。」とともに衝撃の真実を暗示させるビジュアルとなっている。

コメント

瀧内公美(長尾豊子役)

脚本を読み終えたとき、取り扱う題材の重さに心が痛み、登場人物たちが生きる時間の流れに、引きずり込まれていくような感覚に陥りました。現場では、この感覚に引っ張られぬようにと踏ん張れば踏ん張るほど、重くのしかかり、苦しい日々でした。かすかな幸せも、すぐにこぼれ落ちそうになる。それが何より怖かったことでした。真摯に導いてくださった森淳一監督、見守りつづけてくださったスタッフ・キャストの皆さまに、心から感謝申し上げます。この作品が描く社会の光と影を、皆さまがどう受け取ってくださるか。息づく"人間のさま"を、ぜひ見届けていただけると幸いです。

高杉真宙(大矢啓吾役)

この作品で大矢という人物は犯人を追う一人の警察官ですが、人らしく葛藤する様は見ている方達と同じ心情でいる存在だと思います。今回僕は台本をいただいてから読み終わった後の世界は、また一つ自身の中で変化があったように感じました。それほど心を揺さぶられる台本で、読んでからも現場に入ってからもずっと彼らのことを考えている時間を過ごしていました。多くの方に見ていただきたい作品です。見ていただいた方の数だけ、どのように感じたかを聞けるので。皆さんの声が聞きたい作品です。

■放送情報
『連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-』(全5話)
WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドにて、9月14日(日)スタート 毎週日曜22:00〜放送・配信
※第1話無料放送
出演:吉岡秀隆、野田洋次郎、瀧内公美、高杉真宙、小谷興会、小林優仁、吉岡睦雄、映美くらら、朝倉あき、坂元愛登、宇野祥平、和田正人、キムラ緑子
原作:芦沢央『夜の道標』(中公文庫)
脚本:倉光泰子、森淳一
監督:森淳一
音楽:Jun Futamata
企画プロデュース:小髙史織、野村敏哉
プロデューサー:小林祐介、妙円園洋輝
制作プロダクション:ダブ
製作著作:WOWOW
番組特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/yorunodohyo/

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