イ・ジョンソクが3年ぶりドラマ主演 『瑞草洞<ソチョドン>』で披露する新しい弁護士像

イ・ジョンソクの3年ぶりの主演ドラマ『瑞草洞<ソチョドン>』が7月5日からスタートした。日本では、U-NEXTにて韓国放送と同日から独占配信されている。チェ・ヒョヌクとダブル主演を務めたドラマ『あいつは黒炎竜』(2025年)のムン・ガヨンと共演した本作は、ソウル・瑞草洞の法曹タウンを舞台に、個性あふれる若きアソシエイト弁護士5人の成長を描く群像劇である。
瑞草洞のある高層ビルには、5階から8階まで、それぞれが異なる弁護士法人や法律事務所が入っていた。7階にある弁護士法人ギョンミンに所属する弁護士アン・ジュヒョン(イ・ジョンソク)は、常に冷静で理論的な性格で、すでに9年目となるアソシエイト弁護士だ。同じ弁護士法人に所属する負けん気の強い女性弁護士ペ・ムンジョン(リュ・ヘヨン)や、5階にある弁護士法人チュンゴンに所属のムードメーカーであるチョ・チャンウォン(カン・ユソク)、6階の法律事務所ホジョンに所属の穏やかに見えるが個人主義のハ・サンギ(イム・ソンジェ)らは、日頃の訴訟など弁護士業務に追われるなかで、ストレス発散の場として大事にしているのが、食事の時間。自然とアソシエイト弁護士たちが集まって、たわいのない会話をして心の平安を保つのが日課なのだった。
そこに、8階の弁護士法人チョファに所属した1年目の新人弁護士カン・ヒジ(ムン・ガヨン)が加わり、彼らと食事をともにするようになる。実は、10年前に香港で出会っていたジュヒョンとヒジ。行き違いがあり、わだかまりを持ったままのジュヒョンと、思ったことをなんでも口に出すヒジだった。そんななか、合併によってアソシエイト弁護士5人組は全員が弁護士法人ヒョンミンの所属となる。はたして、彼らはどんな生活を送るのかーー。
前作『ビッグマウス』では三流弁護士役を演じたイ・ジョンソクが、今作でも弁護士役とはいえ、まったくキャラクターの違うジュヒョン役で新しい姿を見せている。「(弁護士だが)給料をもらっているなら会社員」「会社員は嫌な仕事でも黙々とこなす」と、開業意欲のまったくないアソシエイト弁護士(法律事務所に雇用されている弁護士)を演じているのだ。今作では法廷のシーンも登場するが、同じくらい食事のシーンもあり、彼らの人間味あふれる日常生活が綴られ、親近感が湧いてくる。
ここでイ・ジョンソクについて、あらためて振り返ってみたい。1989年9月14日生まれの今年36歳。186cmの長身と涼しげな瞳で女性ファンを増やし続けている。2005年、ソウルコレクションに出演して最年少モデルとしてデビュー。高校卒業後、SMエンタテインメントの練習生だったようだが、俳優志望だったため辞退。2010年、『検事プリンセス』で自ら望んだ俳優としてデビューを果たす。続き出演したヒョンビン×ハ・ジウォンのヒットドラマ『シークレット・ガーデン』の若手アーティスト役で人気が急上昇した。
2012年から2013年に放送されたスターの登竜門といわれる学校シリーズの5作目『ゆれながら咲く花』(原題:学校2013)でKBS演技大賞の男性新人賞を受賞し、ライジングスターとして一躍脚光を浴びる。2013年、『君の声が聞こえる』(2013年)では、人の目を見るだけで心が読める能力を持つパク・スハ役でSBS演技大賞の男性優秀演技賞などを受賞し、ブレイク。2014年にはパク・シネとダブル主演した『ピノキオ』で、愛する人たちのために自分を偽って生きるチェ・ダルポ役を演じて、多くの女性ファンの心を掴んだ。























