『グッドボーイ』パク・ボゴムの繊細な演技に釘付け 大ピンチの“グッドベンジャーズ”たち

『グッドボーイ』パク・ボゴムの繊細な演技

 人間同士が力を合わせて1つのものに立ち向かう。その姿に思わず目頭が熱くなることがある。現在Prime Videoにて配信中の『グッドボーイ』も、そんな人間の絆を見せつけてくれる貴重な物語だ。

 本作のメインとなるのは、特別採用を通して警察官となった元アスリートたち。主人公のドンジュ(パク・ボゴム)は元ボクシング選手らしく拳で戦い、元射撃選手のハンナ(キム・ソヒョン)は銃を持たせれば怖いものなし。元フェンシング選手のジョンヒョン(イ・サンイ)は落ちている棒も剣のように扱うことができ、元レスリング選手のマンシク(ホ・ソンテ)と元円盤投げ選手のジェホン(テ・ウォンソク)だって力はまだまだ健在だ。

 彼ら特別捜査チームが悪党と戦うシーンがやって来ると「来た来た!」というワクワク感が止められず、彼らが“グッドベンジャーズ”と呼ばれているのも納得だ。本記事では、第9話以降の爽快なアクションとコメディ、ロマンスが融合するドラマの見どころを紹介したい。

熱い絆の物語と爽快なアクション

 まず伝えたいのは、冒頭にも述べたように、本作に欠かせない熱い絆の物語だ。

 “グッドベンジャーズ”は第1話からずっと、麻薬取引をしている悪党で税関職員のミン・ジュヨン(オ・ジョンセ)を追い続け、一進一退を繰り返している。第9話ではやっと捕まえられると思ったら、ミンの手下たちに囲まれ、さらにはハンナの行方がわからなくなってしまった。

 いつも通り各々得意なことでやっつけようとするが、うまく行かず、ボロボロになりながらも助け合うチームのメンバーたち。特に、最初はハンナを巡って火花を散らしていたドンジュとジョンヒョンが助け合い、裏ではマンシクとジェホンが情報を集め、行方不明になったハンナを必死に探し続ける場面は、いつものチームワークよりもパワーアップし、ひと際団結した力強いシーンだった。

 ドンジュとジョンヒョンは、ハンナが残したヒントを辿ってやっと彼女を見つけ出すが、ミンらにバレてしまい、再び壮絶な闘いを繰り広げる。「うちの子に手を出すな」と何度もジョンヒョンを窮地から救おうとするドンジュの姿や、銃で打たれて海に落ちたジョンヒョンを迷わず追って海にダイブするドンジュの純粋でまっすぐな姿勢からは、ジョンヒョンとの関係性の変化を感じることができ、その熱い絆に誰もが心打たれるはずだ。

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