『あんぱん』で北村匠海×眞栄田郷敦の再共演が実現 2人はやなせたかし×手塚治虫にピッタリ

『あんぱん』北村匠海×眞栄田郷敦への期待

 アンパンマンの声優を務める戸田恵子の登場が反響を呼んでいるNHK連続テレビ小説『あんぱん』に、柳井嵩(北村匠海)が上京後に出会う天才漫画家・手嶌治虫役として、眞栄田郷敦の出演が新たに発表された。

眞栄田郷敦、『あんぱん』で北村匠海と再共演 嵩に多大な影響を与える漫画家・手嶌治虫に

NHK連続テレビ小説『あんぱん』に眞栄田郷敦が出演することが発表された。  朝ドラ第112作目となる本作は、『アンパンマン』を…

 眞栄田としても初の朝ドラ出演となる。2023年に放送された大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)以来のNHKドラマへの出演であり、漫画界において偉大な功績を打ち立てた“漫画の神様”手塚治虫をモデルとした役柄ということもあって、その期待の高さが伺えるキャスティングと言えるだろう。制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサーが「嵩を演じる北村匠海さんにとっても、ある意味脅威となるような年下の才能あふれる役者であるべきだと考えた」(※)とコメントしているように、さまざまな映像作品で印象的な役柄を飄々と演じきり、次世代を担う俳優としても名前の上がる眞栄田に白羽の矢が立ったようだ。

 若かりし頃から『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』などのヒット作を手がけた手塚治虫の“本人”役を演じるうえで、すべてを見通したような双眸と達観した面持ちの眞栄田は納得の人選ではある。これまでも北村と共演した映画『東京リベンジャーズ』(2021年)で、原作漫画においてもファン人気の高い三ツ谷隆をクールで男気あふれる芝居で熱演し、ドラマ『ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-』(2024年/WOWOW)では、帝国陸軍の上等兵で銃剣の扱いに長けた尾形百之助を忠実に演じてみせた。ファンからの注目が集まるキャラクターをストイックに体現してきた眞栄田だからこそ、弱冠25歳ながら手塚治虫の本人役に抜擢されても違和感を感じさせない。

 また、前述の『東京リベンジャーズ』ですでに共演しているように、眞栄田と北村はお互いのことは知り尽くしている間柄だ。嵩にとって手嶌は年下でありながら、嫉妬という言葉では言い表せないほどの感情を生み出す存在。それぞれの才能を肌で感じる空気感を再現するには、演じるふたりの醸成された関係性も必要不可欠になってくる。諸々の条件をふまえると、北村と眞栄田は説得力もあるまさにピッタリな組み合わせだろう。

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