『ファンファーレ!ふたつの音』予告編公開 生き別れた兄弟が音楽を通じて絆を深める

9月19日に公開される映画『ファンファーレ!ふたつの音』の場面写真と予告編が公開された。
本作は、白血病と診断されたスター指揮者と予期せぬ再会をした生き別れの弟が、音楽をきっかけに絆を深めていくヒューマンストーリー。『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』のエマニュエル・クールコルが監督を務め、セザール賞に5度ノミネートされた『デリシュ!』などのバンジャマン・ラヴェルネが兄ティボ役、『12日の殺人』などのピエール・ロタンが弟ジミー役をそれぞれ演じた。
第77回カンヌ国際映画祭に正式出品された本作は、第50回セザール賞では作品賞、主演男優賞など主要7部門ノミネートされ、第72回サン・セバスチャン映画祭など各国の映画祭で13の観客賞を受賞した。
公開された予告編は、「僕は白血病なんだが、ドナー探しに失敗した」と世界的スター指揮者のティボ(バンジャマン・ラヴェルネ)がジミー(ピエール・ロタン)に話す場面から始まる。この日が初対面であったため、ジミーは「マジか」「ヤバいな」と反応するだけだったが、「君は弟なんだ」というティボの告白を聞き、ジミーは驚き、戸惑う。一方の兄ティボはドナー探しの中で見つけた生き別れた弟ジミーが、町の食堂で働く傍ら、吹奏楽団でトロンボーンを演奏していることを知る。
ある日、練習中にジミーが楽団の仲間に向かって「この“レ”が半音ズレてる」と指摘する姿を目撃し、と弟の才能を応援しようと決意する。ティボは、「指揮をやってみたら? 僕が教えるから」と勧め、ジミーの日常もまた少しずつ変わっていく。しかし吹奏楽団のコンクールで別の楽団とふとしたことで喧嘩してしまうなど、なかなかうまくいかないジミーにもティボは諦めない。育ちも性格もまるで違うふたりがピアノの連弾で息を合わせ、音楽を共に奏でる喜びを知り、これまでの別々の人生を送ってきた兄弟ふたりの絆が少しずつ深まっていく。
あわせて公開された場面写真では、オーケストラを指揮する兄ティボ、吹奏楽団での演奏を楽しむ弟ジミーの姿や、ジミーが所属するワランクール炭鉱楽団の面々、ジミーを熱心に指導し、見守るティボの様子などが切り取られている。
■公開情報
『ファンファーレ!ふたつの音』
9月19日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開
出演:バンジャマン・ラヴェルネ、ピエール・ロタン、サラ・スコ
監督・脚本:エマニュエル・クールコル
共同脚本:イレーヌ・ミュスカリ
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
配給:松竹
2024年/フランス/103分/仏語/カラー/5.1ch/原題:En Fanfare /英題:The Marching Band/日本語字幕:星加久実/字幕監修:前島秀国
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公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/enfanfare/


































