アニメ映画『ホウセンカ』本予告公開 新キャストに安元洋貴×斉藤壮馬×村田秀亮×中山功太

オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』の公開日が10月10日に決定し、追加キャスト情報とメインビジュアル、本予告、場面写真が公開された。
本作は、オリジナルTVアニメ『オッドタクシー』を手がけたクリエイタータッグ・木下麦(監督・キャラクターデザイン)と此元和津也(原作・脚本)、『映画大好きポンポさん』『夏へのトンネル、さよならの出口』を手がけた制作スタジオ・CLAPによるオリジナルストーリー。
6月のフランスで開催されたアヌシー国際映画祭の長編コンペティション部門で上映され、ワールドプレミアを迎えた本作。7月3日から6日にかけてアメリカ・ロサンゼルスで開催されたAnime EXPO 2025でも木下監督がゲストとして登壇した。
独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の老人。「ろくでもない一生だったな」と声をかけたのは、人の言葉を操るホウセンカだった。“会話”の中で、老人は自身の過去を振り返り始める。死にかけのヤクザが起こす大逆転とは。
W主演を務めるのは、小林薫と本作が声優初挑戦となる戸塚純貴。主人公の男・阿久津実の過去と現在をそれぞれ演じる。そのほか、阿久津のパートナー・永田那奈役で満島ひかりと宮崎美子、ホウセンカ役でピエール瀧が出演する。
追加キャストとして発表されたのは、安元洋貴、斉藤壮馬、村田秀亮(とろサーモン)、中山功太の4名。阿久津の兄貴分・堤を安元、阿久津の後輩・若松を斉藤、阿久津の子分・林田を村田、阿久津の子分・小西を中山がそれぞれ演じる。
公開されたメインビジュアルには、縁側に並んで座り、夏の夜空を彩る花火を見上げる阿久津と那奈の姿が描かれている。背後の窓には鮮やかな花火が映り、反対側からホウセンカが2人を見つめている。
本予告は、刑務所で孤独に死を迎えようとしていたヤクザの阿久津に、一輪のホウセンカが話しかけるシーンから始まる。「お前たちが来た日のこと、よく覚えてるぜ」というホウセンカの言葉の後、オープニングテーマであるceroの「Moving Still Life」が重なり、阿久津の過去が振り返られる。かつて阿久津と共に暮らしていた那奈と、その息子・健介との穏やかな日々が蘇る一方、同じ組に属していた堤や若松が登場する緊張感あふれる場面も。男が人生を懸けた“大逆転”とは。
また、ceroの髙城晶平、荒内佑、橋本翼が手がけた『ホウセンカ』の音楽集『ホウセンカ Original Soundtrack』の発売も決定。オープニングテーマ「Moving Still Life」を含む全13曲が収録される予定だ。
さらに、7月11日より本作のムビチケが発売。月明かりの中にひっそりと佇むホウセンカと、太陽の下で伸び伸びと咲くホウセンカが対象的に描かれた、オリジナルステッカー2種セットが特典として付いてくる。
追加キャストの4名とceroのメンバー3名からはコメントも到着した。
コメント
安元洋貴
「不思議」、の一言では片付けられません。真剣に向き合う、愛を持つ。それ自体はシンプルなはずなのに、そこに深く絡んでいく「不思議」のエッセンス。ぜひ劇場でご覧ください。どのキャラが、というよりトータルでの熱を感じていただきたいです。
斉藤壮馬
ふたたび木下監督×此元さんの世界にキャストとして関わることができ、これ以上なく幸せです。静謐で、繊細で、それでいて深い余韻をもたらす物語。皆さまの心にそっと沁み入ってくれることを願います。
村田秀亮(とろサーモン)
阿久津の不器用さと哀愁がゆっくりと心に染み込んでくる……。気づけば阿久津の人生が自分に転写した錯覚に陥り、異様な感情でしみじみと泣けてきました。どんな人生であれ、最後はどう或れたかだと思う。こんなにも好きな作品の一つになれたことが本当に幸せです。
中山功太
普段アニメ作品は観ないのですが『オッドタクシー』を視聴したとき、面白過ぎてひっくり返りました。声優を務めた芸人さんに心底嫉妬しました。ですから、この度『ホウセンカ』に関われて本当に幸せです。駄声ですがご容赦下さい。
髙城晶平(cero)
我々人間とは違った知性を持つ植物たちを、最近では「プランタサピエンス」と呼ぶ向きもあるらしい。僕はそのことを本で知ったのだが、森やビオトープにおける植物同士の社会づくりや相互扶助の作法には、確かに知性と呼ぶほかないような何かがあると思う。そんな興味を抱いた矢先、この映画の話が舞い込んだ。ワクワクしながらシナリオを読むと、想像とはだいぶ違う「知性」を備えたホウセンカが登場し、思わず笑ってしまった。同じサピエンスを持つ者として、いつかは友達になれるかも。
荒内佑(cero)
夏のアパートの網戸、蚊取り線香。ブラウン管テレビ。夜風に揺れるカーテン。夕方の台所、時計の針。雑居ビルの事務所、白い蛍光灯。空の青さ、雲の動き。ハイブリッド自動車の音。物語を包み込む繊細な描写は、阿久津が生きた日々に寄り添い、静かに祝福しているように感じます。劇伴も同じような存在でありたいと願いながら制作しました。
橋本翼(cero)
私にとって初めての劇伴の経験となりましたが、作品の情景に導かれるような感覚で音を当てていきました。大きな機械の中の歯車のひとつのような気持ちで手探りな部分はありましたが、完成した作品を拝見したときに点と点がつながるような思いを初めて感じさせてもらい、新鮮な体験となりました。様々な境遇にある人たちに、この作品全体や、作中のどこか一部分が響いて、何かに伝播していったら社会はどんなふうになるのだろうと当てもなく想像しました。
■公開情報
『ホウセンカ』
10月10日(金)新宿バルト9ほか全国ロードショー
キャスト:小林薫、戸塚純貴、満島ひかり、宮崎美子、安元洋貴、斉藤壮馬、村田秀亮、中山功太、ピエール瀧
監督・キャラクターデザイン:木下麦
原作・脚本:此元和津也
企画・制作:CLAP
音楽:cero/髙城晶平、荒内佑、橋本翼
配給:ポニーキャニオン
©此元和津也/ホウセンカ製作委員会
公式サイト:https://anime-housenka.com
公式X(旧Twitter):https://x.com/anime_housenka
公式Instagram:https://www.instagram.com/anime_housenka/
■リリース情報
『ホウセンカ Original Soundtrack』
アーティスト:cero
10月8日(水)発売
品番:PCCG-02467
POSコード:4524135258458
価格:3,300円(税込)
■ムビチケ情報
7月11日(金)より発売
ムビチケカード 1,600 円(税込)
特典:オリジナルステッカー2種セット
(※先着・数量限定/一部劇場を除く/ムビチケ前売券(オンライン)にはムビチケカード、特典は付きませんのでご注意ください)
メイジャー通販サイト:https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M82852523625
MOVIE WALKER STORE:https://store.moviewalker.jp/item/detail/2121/?ref=official
ムビチケ前売券(オンライン):https://ticket.moviewalker.jp/film/089609?from=official





















