『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』制作ドキュメンタリー・後編公開 “炎”の描き方が明らかに

『劇場版モノノ怪 第二章』ドキュメンタリー後編

 全国公開中の『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』の制作ドキュメンタリー・後編が公開された。

 2006年に放送された『怪~ayakashi~』の一編「化猫」から派生し、翌年にテレビアニメシリーズとして放送されて以降、根強く愛され続けている『モノノ怪』の劇場版シリーズ。謎の男・薬売りが、人の情念や怨念が取り憑いたモノノ怪によって引き起こされる怪異を鎮める物語で、和紙テクスチャを活用した映像美が国内外から高く評価されている。

 劇場版は三部作構成となっており、2024年7月に第一章『劇場版モノノ怪 唐傘』が公開、3月14日より『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』が封切られた。そして第二章の公開日を迎えた3月14日、第三章が2026年春に公開されることが発表された。

『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』制作ドキュメンタリー《後編》

 公開された制作ドキュメンタリー・後編のインタビューに答えたのは、前編に引き続き、高橋裕一(アニメーションキャラデザイン・総作画監督)、辻󠄀田邦夫(色彩設計)、泉津井陽一(ビジュアルディレクター)の3名。後編では、第一章から第二章にかけてのキャラクターたちの表情変化や、第二章ならではの“炎”の表現にフォーカス。さらに、前編でも語られた“一枚絵として見せるこだわり”をさらに深堀る。「第一章よりも薬売りが人に感情移入するような表情を多めに。憂いを秘めた目で描いている」「“熱さ”をどう表現するか。普通の炎では面白くない。パステル調で透明感のある色を模索して作っていった」「迫りゆくモノノ怪・火鼠の目線で高速で移動するカメラの動きに合わせて和紙テクスチャも動かす」など、クリエイターたちのこだわりが垣間見える。さらに、本編の終盤で描かれた「今まで観たことのない花火」とは一体何なのか。

■公開情報
『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』
全国公開中
出演:神谷浩史(薬売り役)、日笠陽子(時田フキ役)、戸松遥(大友ボタン役)、梶裕貴(時田三郎丸役)、細見大輔(坂下役)、黒沢ともよ(アサ役)、ゆかな(サヨ役)、青木瑠璃子(マツ役)、芹澤優(キヨ役)、茜屋日海夏(タケ役)、森なな子(スマ役)、入野自由(天子様役)、津田健次郎(溝呂木北斗役)、種﨑敦美(幸子役)、チョー(時田良路役
)、堀内賢雄(老中大友役)、楠見尚己(勝沼薬)、堀川りょう(藤巻役)、榊󠄀原良子(水光院役)
総監督:中村健治
監督:鈴木清崇
キャラクターデザイン:永田狐子
アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
美術設定:上遠野洋一
美術監督:倉本章、斎藤陽子
美術監修:倉橋隆
色彩設計:辻󠄀田邦夫
ビジュアルディレクター:泉津井陽一
3D監督:白井賢一
編集:西山茂
音響監督:長崎行男
音楽:岩崎琢
プロデューサー:佐藤公章、須藤雄樹
企画プロデュース:山本幸治
主題歌:アイナ・ジ・エンド「花無双」(avex trax)
エンディングテーマ:「渇望」アイナ・ジ・エンド(avex trax)
配給:ツインエンジン、ギグリーボックス
制作:くるせる、EOTA
製作:ツインエンジン
©︎ツインエンジン
公式サイト:https://www.mononoke-movie.com/
15周年記念サイト:https://www.mononoke-15th.com/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/anime_mononoke
公式Instagram:https://www.instagram.com/mononoke_movie_official/
公式note:https://note.com/anime_mononoke/n/ne5d6728e73b7

『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』
2026年春公開
出演:神谷浩史(薬売り役) 
総監督:中村健治

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