浜辺美波×Ado、本郷奏多×上田竜也、本田翼×あの 俳優とアーティストの“意外な関係性”

俳優とアーティストの“意外な関係性”

福士蒼汰×GLAY TAKURO

 福士蒼汰とGLAYのギタリスト・TAKUROの間にも、知られざる親密な交流がある。福士は2023年1月、自身のInstagramにTAKUROとの笑顔の2ショット写真を投稿し、その交友関係を明かした。福士は「本当にいつも良くしていただいて一家族のように勝手に思っています。仕事でご一緒するのは初めてだったのですが、いつも通りの雰囲気で楽しく過ごさせて頂きました!」と綴っており、TAKUROを家族のように感じているほど深い親交があることが窺える(※2)。実際にTAKUROのソロアルバム『The Sound Of Life』発売記念イベントに福士がサプライズゲストとして登場した際に、TAKUROが「正月に駆けつけてくれた友人であり素晴らしい俳優、福士蒼汰くん!」と紹介する場面もあり、互いにリスペクトし合う関係だ(※3)。

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 こうした俳優とアーティストの距離が縮まる背景には、俳優自身が音楽活動を行うケースの増加もある。菅田将暉や上白石萌音のように、俳優でありながら歌手としてヒット曲やアルバムを発表するマルチな才能も珍しくなくなった。演技で培った表現力を歌に注ぎ込み、音楽番組に出演したりコンサートツアーを開催したりと、俳優が音楽のフィールドで成功する例が次々と生まれている。それに伴い、演技を通じて彼らを知ったファンが音楽を聴いたり、逆に音楽ファンが映像作品を手に取ったりと、相乗効果も大きい。

 俳優とアーティストのコラボは、MVに俳優が出演したり、ライブで特別共演したりと、様々な形でエンタメ界にポジティブな波及効果をもたらしている。お互いのファン層が交わり、新たな支持層を生み出し、新しい作品の視聴や楽曲の試聴につながるなど、市場が広がる動きが顕著だ。また、SNS時代ならではの拡散力も見逃せない。浜辺とAdoの関係性は大きな話題を呼んでおり、企業もそうした話題性に注目している部分もあるだろう。今後も俳優とアーティストによるコラボ企画が生まれれば、エンターテインメントの新たな魅力を引き出していくに違いない。

 異なる世界で活躍する俳優とアーティストが交流し合うことで、生まれる化学反応は計り知れない。作品の垣根を越えた友情から、新たな創作やステージが生まれる可能性は十分にある。今後もスクリーンやステージの枠を超えたコラボレーションに注目していきたい。

参照

※1.https://www.instagram.com/tatsuya.ueda_kt/p/CpPf8Z6vOyh/
※2.https://www.instagram.com/fukushi_sota_official/p/CnQS2XxPltI/?img_index=1
※3.https://www.thefirsttimes.jp/news/0000233113/

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