『アンサンブル』瀬戸朝香が最初の関門として立ちはだかる 光石研が見せた重要な動き

 案の定、今回もリーガル要素はかなり薄く、裁判で瀬奈が知らなかった恵の事実がひとつ取り沙汰されちょっとしたピンチに陥るけれど、真戸原の行動でふんわりとことなきを得る。そしていつも通り裁判後に当事者同士が話して和解の方向へ行き着くというニュアンスにとどまる。詰まるところ、この一件を経て何かが見出されるというよりは、瀬奈とのことで悩んでいた真戸原に小鳥遊(板谷由夏)がアドバイスした「自分のことだけじゃなく相手のことも考えてみたら? 恋愛は2人でするものだから」という言葉が、仕事にも活かされるといったところである。

 ドラマとして重要な動きがあったとすれば、第3話で瀬奈と真戸原が目撃した、小鳥遊が終業後の事務所で誰かに書類を渡しているくだり。その相手が真戸原の父・和夫(光石研)であったと判明。それはとある調査報告書であり、対象者は「真戸原ケイ」。真戸原を置き去りにした実の母親だ。この実の母も真戸原姓ということは、育ての親である和夫と血縁関係にあるのだろう。さすがにこっちの母親は真戸原と瀬奈の恋愛に首を突っ込んではこないと思うが、真戸原本人には何かしらの影響を与えることは間違いなさそうだ。

土ドラ10「アンサンブル」

“現実主義”の女性弁護士と“理想主義”の新人弁護士との恋模様を描くリーガルラブストーリー。

■放送情報
土ドラ10『アンサンブル』
日本テレビ系にて、毎週土曜22:00~22:54放送
出演:川口春奈、松村北斗(SixTONES)、板谷由夏、長濱ねる、じろう(シソンヌ)、東野絢香、橋本マナミ、SUMIRE、戸塚純貴、横田真悠、田中圭
脚本:國吉咲貴、諸橋隼人、ニシオカ・ト・ニール
監督:河合勇人ほか
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:後藤庸介、大倉寛子、金澤麻樹
音楽:澤田かおり
主題歌:aiko「シネマ」(PONY CANYON)
制作協力:日テレアックスオン
©日本テレビ
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