A24製作のスリラー『HERETIC』邦題は『異端者の家』 ヒュー・グラント怪演の本予告も

A24『異端者の家』本予告&本ポスター

 4月25日より全国公開されるA24製作のヒュー・グラント主演映画『HERETIC(原題)』の邦題が『異端者の家』に決定し、あわせて本予告と本ポスタービジュアルが公開された。

 本作は、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で第95回アカデミー賞で作品賞をはじめ7部門に輝いたほか、『ミッドサマー』『LAMB/ラム』などのスリラーやホラー作品を手がけた映画スタジオA24が送る脱出サイコスリラー。『クワイエット・プレイス』で脚本を手がけたブライアン・ウッズ&スコット・ベックのコンビが監督を務めた。

 シスター・パクストンとシスター・バーンズは、布教のため森に囲まれた一軒家を訪れる。ドアベルを鳴らすと、出てきたのはリードという気さくな男性。妻が在宅中と聞いて安心した2人は家の中で話をすることに。早速説明を始めたところ、天才的な頭脳を持つリードは「どの宗教も真実とは思えない」と持論を展開する。不穏な空気を感じた2人は密かに帰ろうとするが、玄関の鍵は閉ざされており、助けを呼ぼうにも携帯の電波は繋がらない。教会から呼び戻されたと嘘をつく2人に、帰るには家の奥にある2つの扉のどちらかから出るしかないとリードは言う。信仰心を試す扉の先で、彼女たちに待ち受ける悪夢のような「真相」とはーー。

 宣教に訪れたシスターを並外れた頭脳で翻弄する謎の男ミスター・リードを演じるのは、『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズで知られるグラント。本作の演技で第82回ゴールデングローブ賞や第78回英国アカデミー賞にノミネートされた。2人のシスター役には、『ブギーマン』のソフィー・サッチャーと『フェイブルマンズ』のクロエ・イーストが抜擢された。

ヒュー・グラント主演×A24映画『異端者の家』本予告

 公開された本予告は、勧誘訪問のために森の中にある一軒家を訪ねた2人の若いシスター、パクストン(クロエ・イースト)とバーンズ(ソフィー・サッチャー)の姿から始まる。雨に打たれながらドアベルを押すと、顔を出したのはインテリ風のビジュアルと優しい笑顔が印象的な男性リード(ヒュー・グラント)。「パイは好き? 妻が焼いてるんだ」と優しく話しかけるリードだが、家の中に足を踏み入れた彼女らが目撃したのは、パイを焼く妻の姿ではなくブルーベリーパイの香りのアロマキャンドルだった。映像では、開かない扉、突如通じなくなった携帯電話、行き着く場所が見えない暗闇の階段といったありとあらゆる恐怖の仕掛けが張り巡らされた家で、パクストンとバーンズが微かな望みだけを胸に、立ち向かっていく様子が捉えられている。

 本ポスタービジュアルには、家に迷い込んできた若い2人のシスター、パクストンとバーンズを、アンバランスなほど大きな手で捉えようとするリードの姿が描かれている。添えられたキャッチコピーは、“扉を開いたら、最後。”。さらに、2人の背景には「BELIEF(信仰)」「DISBELIEF(不信仰)」と書かれた2つの扉が確認でき、リードと2人のシスターの予想不可能な戦いを感じさせる。

■公開情報
『異端者の家』
4月25日 (金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
出演:ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト 
監督・脚本:スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
配給:ハピネットファントム・スタジオ
2024年/アメリカ・カナダ/111分/字幕翻訳:松浦美奈/原題:Heretic
©2024 BLUEBERRY PIE LLC. All Rights Reserved.
公式サイト:https://happinet-phantom.com/heretic/

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