『御曹司に恋はムズすぎる』永瀬廉×西畑大吾がキスシーンを再現 まどかに忍び寄る不穏な影

花倉まどか(山下美月)への恋を自覚した天堂昴(永瀬廉)の前にライバルが立ちふさがった『御曹司に恋はムズすぎる』(カンテレ・フジテレビ系)。ラブコメにおいて、主人公にライバルが現れるのは当然といえば当然なのだが、これまで恋愛は無敵状態だった昴の精神面が少々心配なところ。2月4日に放送された第5話では、まどかが本当の気持ちに気づいていく。
成田理人(小関裕太)がまどかにキスしようとしているところを目撃してしまった昴。その場では声をかけることなく、逃げるように立ち去った昴は、2人が付き合っていると勘違いしてしまう。まどかへのプレゼントを渡そうと思っていた昴がショックを受けるのも無理はない。自宅へ戻った昴は、さっそく草壁友也(西畑大吾)に相談する。男2人でキスを再現するシーンのインパクトは絶大。

翌日、まどかと玄関前で鉢合わせるも、そっけない態度を見せる昴。あれだけグイグイ好意を寄せていた昴の態度にまどかは不安な表情を浮かべる。あからさまに態度を変える昴の子供っぽい部分に共感しつつも、まどかのことを思うと少々心が痛い。会社に早く到着した昴は、成田に昨夜の出来事について詰め寄る。キスではなくただ髪について糸くずを取っていただけだと安心する昴。しかし、成田の「いずれ付き合いたいと思ってる」と宣戦布告を受けて、昴の中でライバル心がメラメラと湧き上がる。少し安心したのは、ここで落ち込むのではなく、むしろやる気に火がついたことだ。

早朝の素っ気ない態度はどこへいったのやら、まどかに猛烈にアピールする昴の裏では、リリー(中村里帆)がまどかの好きな相手が昴ではないかと女子トークで盛り上がっていた。リリーの疑いに反対するまどかだったが、昴の笑顔や優しさに次第に惹かれ始めていることは確かだ。会社からの帰り道、ヒールが折れてしまったまどかを背負ってあげる昴。プレゼントの中身について聞かれた昴は、「今の生活が続けられてんのはお前のおかげだから」とまどかに感謝を伝える。そして、明日の夜、ご飯を作って待っているとも。

週末に2人きりで出かけるまどかと成田。もちろん何も起こらないわけもなく、成田はまどかに肩を寄せるなど、2人の距離はグッと縮まっていた。だが、まどかはサンドイッチのトマトを見ると、美味しいと笑顔で褒めてくれた昴のことを思い出す。ふとした瞬間に誰かの存在を浮かべる、それは間違いなく恋だ。成田の好意も知っているうえで、まどかはどう決断するのか。どちらにもいい顔をしていれば、いずれ大きな軋轢を生むことになる。だが、まどかは成田に対して「恋とか愛とか信用してないので」と話していた。そう思うようになったきっかけは今後明らかになっていくのだろう。