SixTONES 京本大我主演ミュージカル『Once』上演決定 共演に榎木淳弥、斉藤由貴ら

京本大我主演ミュージカル『Once』上演へ

 SixTONESの京本大我が主演を務めるミュージカル『Once』が、9月より日生劇場にて上演されることが決定した。

 原作は、2007年に公開されたアイルランド映画で、全米2館での公開から口コミで話題を呼び、140館まで拡大公開され、世界中で大ヒットを記録したジョン・カーニー監督の『ONCE ダブリンの街角で』。代表曲「Falling Slowly」は、主人公とヒロインの繊細な心の揺れ動きを見事に表現した楽曲で、第80回アカデミー賞最優秀歌曲賞を受賞している。

 その後、2011年12月にミュージカル版がニューヨーク・シアターワークショップで開幕。翌年2012年2月にはブロードウェイへ進出し、トニー賞11部門でノミネート、作品賞、演出賞、脚本賞、主演男優賞を含む8部門を受賞する快挙を成し遂げ、キャストレコーディングCDも2013年のグラミー賞にてベストミュージカルシアターアルバムに選出された。さらに、2013年、物語の舞台となったダブリンでも映画およびミュージカル版が上演され、その後ロンドン・ウエストエンドにて2015年まで上演が続いた。日本でも、EXシアター六本木(2014年)での来日公演、東急シアターオーブ(2023年)にて海外プロダクションによるコンサート版上演もされ、長年注目を集め続けている。

 舞台は、アイルランドの首都ダブリン。“ガイ”(京本大我)は、自作の歌を路上で弾き語りしている貧しいストリートミュージシャン。父親の店で掃除機修理をして働いている。情熱を注いできた音楽も評価されず、失恋を機に音楽をやめることを考え、最後の路上ライブをしていた時、彼の音楽に心惹かれたチェコ移民の“ガール”(sara)と出会う。“ガール”は、“ガイ”に掃除機修理を依頼し、代金としてピアノの演奏を提案する。渋々“ガール”に連れられ訪ねた楽器店で、“ガイ”はギター、“ガール”がピアノを奏で、“ガイ”が前の恋人に向けて作った曲「Falling Slowly」を一緒に歌う。出会ったばかりの2人は音楽によって互いに心を通わせていくのだった――。

 演出を務めるのは、本作にて東宝ミュージカル初演出に挑む稲葉賀恵(文学座)。2013年4月『十字軍』の初演出以降、『equal』(作:末満健一)、『サロメ奇譚』(主催:梅田芸術劇場)、『加担者』(主催:オフィスコットーネ)、『私の一ヶ月』(作:須貝英、主催:新国立劇場)など数多くの舞台を演出し、2023年オフィスコットーネ『加担者』、PARCO劇場『幽霊はここにいる』では第30回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞、2024年7月ミュージカル『ラフヘスト~残されたもの』でミュージカル初演出を務めている。

 主人公のストリートミュージシャンである“ガイ”を務めるのは、ミュージカル『モーツァルト!』で主演を務め、本作が30歳を迎えての初舞台となる京本。ミュージカル『エリザベート』に始まり、ブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』、『シェルブールの雨傘』などに出演してきた京本。ミュージシャン役でもある本作では、舞台では初のギター弾き語りにも挑戦する。

 そのほか、ヒロインであるチェコ移民の“ガール”役にsara、“ガイ“の父親・ダ役に鶴見辰吾、“ガール”の母親・バルシュカ役に斉藤由貴が決定。さらに、『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁役などで知られる声優・榎木淳弥がミュージカル初出演を果たすほか、こがけん、佐藤貴史、小柳友、上口耕平、竪山隼太、土井ケイト、青山美郷、新井海人が共演に名を連ねた。

 京本は、「歌だけではなく、楽器の演奏もすることになると思います。皆さんの心に響く表現ができるよう、作品としっかり向き合い、責任を持って務めさせていただきます」と本作の上演に向けた意気込みを語った。

京本大我(主演)コメント

京本大我です。
ジョン・カーニー監督の映画「ONCEダブリンの街角で」が原作ですが、「はじまりのうた」、「シング・ストリート未来へのうた」なども含め、もともと監督の作品が大好きだったので、ブロードウェイでも上演されている「Once」に出演させていただけること、非常に光栄に思います。
歌だけではなく、楽器の演奏もすることになると思います。皆さんの心に響く表現ができるよう、作品としっかり向き合い、責任を持って務めさせていただきます。楽しみに待っていてください。劇場でお待ちしております。

■上演情報
『Once』
〈スケジュール〉
東京 日生劇場にて、9月上演
愛知 御園座、大阪 梅田芸術劇場メインホール、福岡 博多座にて、10月上演
出演:京本大我(ガイ)、sara(ガール)、小柳友(ビリー)、上口耕平(エイモン)、こがけん(シュヴェッツ)、竪山隼太/榎木淳弥(アンドレ※Wキャスト)、佐藤貴史(銀行の支店長)、土井ケイト(レザ)、青山美郷(元カノ)、新井海人(MC)、鶴見辰吾(ダ)、斉藤由貴(バルシュカ)
脚本:エンダ・ウォルシュ
音楽・歌詞:グレン・ハンサード/マルケタ・イルグロヴァ
原作:ジョン・カーニー(映画『ONCE ダブリンの街角で』脚本・監督)
翻訳・訳詞:一川華
演出:稲葉賀恵
音楽監督:古麦
振付:小野寺修二
美術:乘峯雅寛
照明:松本大介
音響:けんのき敦
衣裳:中原幸子
ヘアメイク:谷口ユリエ
歌唱指導:長谷川開
音楽監督補:中村大史
稽古ピアノ: 杉田未央、西寿菜
演出助手:田丸一宏
舞台監督:和田健汰
公式サイト:https://www.tohostage.com/once/

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