堤幸彦監督×ドリカム 中村正人プロデュース『Page30』4月11日公開 唐田えりからが主演に

堤幸彦が原案・監督を務める映画『Page30』が、4月11日より渋谷 ドリカム シアターほか全国の映画館で公開されることが決定した。
原案・監督を務めるのは、ドラマ『SPEC〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿〜』(TBS系)、映画『20世紀少年』、『ファーストラヴ』などの堤。エグセクティブプロデューサーをDREAMS COME TRUEの中村正人が務める。中村に加え、東京オリンピック開会式に出演し、音楽監督を務めた映画『BLUE GIANT』で第47回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞した上原ひろみが音楽を手がける。堤監督と共に脚本を務めたのは、数々の舞台や特撮作品を手掛ける劇団マカリスター・主宰の井上テテ。そして、劇中に登場する演劇の台本は、映画『タイトル、拒絶』で監督・脚本を務めた劇団「□字ック」主宰の山田佳奈が手掛けた。
本作では、演出家や監督不在の異様な閉鎖空間を舞台に、4日後に舞台本番を控えた4人の女優たちの稽古を通じ、各々の事情が浮き彫りになり、人間の本質が暴かれていく様子が描かれる。
あわせて公開された特報映像は、舞台の上演開始前に流れる様なブザーから映像が始まり、実際に舞台が始まる前のような期待と緊張感が表現されている。使用されている音楽は上原が手掛けた。
主演は、唐田えりか、林田麻里、広山詞葉、MAAKIIIの4名が務める。
平野琴李役を務める唐田は、「私の役柄は、無愛想で、いじめっ子のような、簡単に言うと悪役で、私自身チャレンジングな役柄でしたが、あんなに芝居の中で真剣に遊べたのは初めてかもしれません」と自身の役柄に触れつつ感想を述べた。
宇賀遥役の林田は、「役を生きる時に、誰かの代弁者である怖さと責任を感じますが、どこまでが本当か嘘か分からないのが女優の面白さかもしれませんね」と本作のテーマのひとつである「嘘」に絡めてコメント。
宮園咲良役の広山は、「虚構とリアルが交差する、自身と役がくっついていく、撮影の途中からはそんな感覚もありました」と撮影時の感想を語った。
樹利亜役のMAAKIIIは、「生きるにしても死ぬにしても。凄まじい"執念"を描く作品です」とコメントした。
なお、メイン上映館となる「渋谷 ドリカム シアター(英名:SHIBUYA DREAMS COME TRUE THEATER) supported by Page30」は、本作のためにシアターを新設するという異例のプロジェクト。渋谷警察署裏の平地にテントシアターが建てられる。DREMS COME TRUEの全面協力を得て、シアター名も「渋谷ドリカム シアター(英名:SHIBUYA DREAMS COME TRUE THEATER) supported by Page30」と名付けられた。
さらにポスタービジュアルも公開。全体像が斜めに配置されており、作品の持つアート性が表現されている。ポスター下部の顔のない人間たちは舞台本番当日の“とある仕掛け”を表しており、象徴的な「あなたには分からないでしょう」という挑発的なコピーが添えられている。
コメント
唐田えりか(平野琴李役)

初の堤幸彦組。準備期間から撮影が終わるまでの間、ずっと楽しかったです。堤さんの演出は、刺激的で的確で、とても遊び心に溢れていました。私の役柄は、無愛想で、いじめっ子のような、簡単に言うと悪役で、私自身チャレンジングな役柄でしたが、あんなに芝居の中で真剣に遊べたのは初めてかもしれません。ラストシーンへの感情の昂ぶりは、自分の想像をはるかに超えるものでした。この作品に携わることができて幸せでした。ぜひ見届けて頂けたら嬉しいです。
林田麻里(宇賀遥役)

考える間も無く「絶対やりたい!」と思いました。宇賀遥は、芝居を通してしか生きている感
触を得られない人。私は演じている時に、自由を感じるんですよね。私自身でいるより自由。そういう意味では、遥と似ているというか共感するところはあります。役を生きる時に、誰かの代弁者である怖さと責任を感じますが、どこまでが本当か嘘か分からないのが女優の面白さかもしれませんね。
広山詞葉(宮園咲良役)

出演のお話をいただいた際は、光栄さと共にすぐに恐ろしさが追って現れました。
映画の内容と同じく、まさに女優 4 人が板の上にあげられ、今自身が持っている表現力を曝け出すというとんでもない作品だなと。私の演じる“咲良”は弱い自分を他人に見せまいと去勢を張って生きてきた女性。咲良ほどではないですが、私にもそういった一面があります。虚構とリアルが交差する、自身と役がくっついていく、撮影の途中からはそんな感覚もありました。
MAAKIII(樹利亜役)

エッ!あの堤幸彦監督の映画に...やったあ♡超絶ラッキー。私の役は“樹利亞”沖縄出身36才ミュージシャン…。ンッ! これってわたしのことですか…。ゲッ! 劇中劇ってすごい台詞の量ですが…。キッ! きっつい!未知の領域が過ぎる…本番が刻々と迫る…やっべえ。超絶ヤッべー。イカゲームじゃあるまいし!? 生きるにしても死ぬにしても。凄まじい“執念”を描く作品です。ズバリ劇場にてご体感くださいませ!
堤幸彦(原案・監督)

この業界で生きてきてずっと気になっていた「売れる事と売れない事」「映画・演劇・ドラ
マ」ジャンルや境遇でカテゴライズされる寂しさや甘んじている強がり、逆に感じる虚しさ、今まで自分にも色々ありまして、そこをテーマに出来ないかと、ふとアイデアが湧きました。全てが実験的でしたが、閉鎖された空間で即興映画の様な色彩で撮る為、我々の 40 年の技術を注ぎ、音楽・脚本・劇中劇・女優と最高のクリエイター達のセンスが合わさり、非常に満足いく仕上がりになりました。後はご覧頂いた皆さんのご判断で。
中村正人(エグゼクティブプロデューサー)

この映画、お気をつけください。『Page30』沼にはまると抜け出せなくなります。


■公開情報
『Page30』
4月11日(金)渋谷 ドリカム シアターほか全国の映画館にて公開
主演:唐田えりか、林田麻里、広山詞葉、MAAKIII
原案・監督:堤幸彦
音楽:上原ひろみ、中村正人
エグゼクティブプロデューサー:中村正人
脚本:井上テテ、堤幸彦
劇中劇『under skin』脚本:山田佳奈
製作・配給:DCT entertainment,
©DCTentertainment
公式サイト:https://page30-film.jp/
公式X(旧Twitter):https://x.com/page30_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/page30_movie/






















