声優だけでキャラの運命も分かる? 水瀬いのり、東山奈央らの“負けヒロイン”率を検証
“勝ちヒロイン声優”の存在
あらためて考えてみると、複数のヒロインが登場するラブストーリーにおいて勝利するのは基本的に1人なので、むしろ敗北するヒロインの方が多い。それにもかかわらず、特定の声優に負けヒロインの強固なイメージが付くのは、“敗北の美学”とでも呼ぶべき美しい散り様を見せるからだろう。すなわち負けヒロインには彼女たちにしかない魅力があり、声優たちの演技がそれを際立たせているのだ。
だとすると、そうした現象が起きるのは負けヒロインだけとは限らない。逆に「この声優が演じたら勝ちヒロインとしか思えない」という現象が起こることもあるはずだ。
釘宮理恵
実際にアニメファンのあいだで“勝ちヒロイン声優”と呼ばれることが多いのは、釘宮理恵。一時期は『灼眼のシャナ』のシャナに『ゼロの使い魔』のルイズ、『とらドラ!』の逢坂大河に『ハヤテのごとく!』の三千院ナギ、『緋弾のアリア』の神崎・H・アリアと驚異的な勢いでメインヒロインを演じていたが、いまだにその印象が尾を引いている。
高橋李依
また、他でもない『Re:ゼロから始める異世界生活』のエミリア役を演じている高橋李依も、勝ちヒロインのイメージが強いと言われている。ラブコメ系に限らず見てみると、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』神谷薫や『からかい上手の高木さん』の高木さん、『Fate/Grand Order』のマシュ・キリエライトなど、圧倒的なメインヒロイン力を感じさせる役柄ばかりだ。
この2人も実際には例外的な作品をいくらでも挙げられると思うが、それでもイメージが揺るがないのは、“勝ちヒロイン適性”のある演技を行っているからだろう。
勝ち・負けのイメージを表現するために、声優たちはいかなる演技を披露しているのか……。そんなことを意識しながらアニメを観てみるのも、面白いかもしれない。
参照
※ https://www.youtube.com/watch?v=dQKrw8JDWZU
■放送情報
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 』3rd season
襲撃編:TOKYO MX、AT-Xほかにて、毎週水曜22:30〜放送
※リピート放送:毎週金曜10:30〜/毎週火曜16:30〜
反撃編:2025年2月5日(水)より放送スタート
ABEMA、dアニメストアにて地上波先行・最速配信
キャスト:小林裕介(ナツキ・スバル役)、高橋李依(エミリア役)、新井里美(ベアトリス役)、岡本信彦(ガーフィール・ティンゼル役)、天﨑滉平(オットー・スーウェン役)、赤﨑千夏(フェルト役)、中村悠一(ラインハルト・ヴァン・アストレア役)、井口裕香(クルシュ・カルステン役)、堀江由衣(フェリス役)、堀内賢雄(ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア役)、植田佳奈(アナスタシア・ホーシン役)、江口拓也(ユリウス・ユークリウス役)、田村ゆかり(プリシラ・バーリエル役)、関智一(アル役)、山根綺(リリアナ・マスカレード役)、石毛翔弥(ヨシュア・ユークリウス役)、西山宏太朗(キリタカ・ミューズ役)、津田健次郎(ハインケル・アストレア役)、安済知佳(シリウス・ロマネコンティ役)、石田彰(レグルス・コルニアス役)、河西健吾(ライ・バテンカイトス役)、悠木碧(カペラ・エメラダ・ルグニカ役)
原作:長月達平(MF文庫J『Re:ゼロから始める異世界生活』/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:大塚真一郎
監督:篠原正寛
シナリオ監修:長月達平
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン・総作画監督:佐川遥
モンスターデザイン:千葉啓太郎
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
美術設定:青木薫(美峰)
美術監督:木下了香(美峰)
色彩設計:坂本いづみ
撮影監督:宮城己織(T2studio)
3Dディレクター:居嶋健太郎(FelixFilm)
編集:須藤瞳(REAL-T)
音楽:末廣健一郎
音楽制作: KADOKAWA
音響監督:明田川仁
音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)
音響制作:マジックカプセル
アニメーション制作:WHITE FOX
製作:Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
©長月達平・株式会社 KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
公式サイト:http://re-zero-anime.jp/tv/
公式X(旧Twitter):https://twitter.com/Rezero_official
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@rezero_ani