『若草物語』“涼”堀田真由と“かなえ”筒井真理子が運命の出会い 他の姉妹にも変化が

『若草物語』涼の脚本家としての人生に変化が

 そんな中、かなえ自身も本格的な恋愛経験がないことが明らかになる。学生時代の一度きりの交際経験を何度も脚本に活用していたというかなえ。しかし、それが逆に、律が言うところの「初恋のような瑞々しさ」を作品にもたらしていたのかもしれない。

 最後には、涼のアイデアをもとに“普通”の男性キャラクターを本命にし、「当て馬くんの恋が実る話」を書くことで状況を打開したかなえだが、そのモデルはまさかの律だった。涼は3話目以降のプロットを任されることになり、脚本家としての大きな一歩を踏み出した。

 第3話では、ハローワークで働く恵(仁村紗和)が、同僚の佐倉(酒井若菜)もまた上司からセクハラまがいのメッセージを受けていると知ったり、芽(畑芽育)が沼田(深田竜生)の自宅がボロアパートであることを知ったりと他の姉妹にも変化が。相変わらず、衿(長濱ねる)の所在はわからないまま。だが第3話を踏まえると、いずれ後半の回で涼が脚本を書き、芽が衣装を作ったドラマで衿が主演を務めるのではないかと想像してしまう。

 恋愛経験のないかなえと、結婚をしないと決めている涼が作り出す恋愛ドラマは、果たしてどんなものになるのだろうか。“当て馬”こと律との現実の恋の行方とともに、最終話まで見守りたい。

■放送情報
日曜ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』
日本テレビ系にて、毎週日曜22:30〜放送
出演:堀田真由、仁村紗和、畑芽育、長濱ねる、一ノ瀬颯、深田竜生、生瀬勝久、臼田あさ美、渡辺大知、坂井真紀、筒井真理子ほか
原案:ルイーザ・メイ・オルコット『若草物語』
脚本:松島瑠璃子
音楽:はらかなこ
演出:猪股隆一、瀬野尾一
プロデューサー:森有紗、松山雅則
協力プロデューサー:河野英裕
チーフプロデューサー:松本京子
制作協力:トータルメディアコミュニケーション
©日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/wakakusa/

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