Travis Japan 松田元太の『ライオン・キング』声優抜擢に歓喜 V6 坂本昌行の成功を辿るか

 また、今回の“超実写吹替版”とは、ハイクオリティなCGにより、実写もアニメーションも“超える”全く新しい映像世界になると言われている。

 事務所の先輩に目を向けると、1999年に公開された映画『ターザン』の日本語吹替版で、劇中歌の「You'll Be in My Heart」をV6/20th Centuryの坂本昌行が担当。ダンス・歌、そして演技をマルチに培ってきた結果、主題歌を担当するという結果に身を結んだのだと当時話題になった。松田もそのような形で、これまで舞台やグループのステージで活かしてきた歌唱力をしっかりと生かすのではないか。

 一方で、今回のキャスティングに対して、声優を本業としない人が担当するという観点で、現段階から否定的な意見もみられる。それは“それぞれのプロ”を起用するべきだ、という立場からの見方だが、近年では俳優が声優を担って成功するアニメ映画も数多く生まれている。つまり、表現力が優れた役者であれば、作品ファンにも受け入れられるということ。

タレントや俳優が声優をすることに集まる批判とその反論 演出とブッキングの側面から考察

テレビアニメの劇場版やオリジナル長編アニメ映画、そして洋画の吹き替えなどで長年の論争になっているのが、“タレントや俳優が声優をす…

 松田の表現力ならば、きっとファンの期待を超えてくるクオリティに仕上げてくるだろう。

■公開情報
『ライオン・キング:ムファサ』
12月20日(金)全国公開
監督:バリー・ジェンキンス
声の出演:アーロン・ピエール、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ティファニー・ブーン、ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ、マッツ・ミケルセン、ブルー・アイビー・カーター
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題:Mufasa: The Lion King
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