『涙の女王』パク・ソンフンも出演 韓国映画『地獄でも大丈夫』11月23日公開決定

『地獄でも大丈夫』ポスター&予告編

 韓国映画アカデミー出身のイム・オジョンの長編監督デビュー作『Hail to Hell(英題)』が、『地獄でも大丈夫』の邦題で11月23日よりユーロスペースほかにて全国順次公開されることが決定。あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。

 本作は、ポン・ジュノ、チェ・ドンフン、ユン・ソンヒョンなど韓国映画をリードする才能を絶えず輩出する「韓国映画アカデミー(KAFA)」が2022年の「今年の顔」として選出したイム・オジョンの長編監督デビュー作。「辛い人生でも“共に”という連帯の可能性を礼賛することで、地獄のような日々でも死を先送りにして生きていく勇気について考えてみたかった」と語るイム・オジョン監督は、本作で第27回釜山国際映画祭CGK撮影賞を受賞するなど高い評価を受けた。

 いじめに悩まされてきたナミ(オ・ウリ)とソヌ(パン・ヒョリン)は、クラスメイトとの修学旅行に行かずに自殺を図ろうとするも断念。2人は死ぬ前に、自分たちをいじめたリーダーで、今はソウルで幸せに暮らすチェリン(チョン・イジュ)への復讐のための、2人だけの修学旅行に出かける。遂にチェリンと再会するも、なんと改心して別人のようになっていた。彼女が改心するきっかけとなったインチキくさい宗教団体の施設で過ごすことになったナミとソヌ。果たして復讐計画は実行されるのか。

 ナミ、ソヌ、チェリン役は全てオーディションでキャスティングされ、オ・ウリ、パン・ヒョリン、チョン・イジュが抜擢された。ナミを演じたオ・ウリは、本作での演技で第11回 茂朱山里映画祭 アービン・クリエイティブ賞を受賞し、百想芸術大賞 2024では映画部門女性新人演技賞にノミネートされた。そのほか、『涙の女王』で“サイコパスな悪人”を演じたパク・ソンフンらが出演している。

 公開されたポスタービジュアルには、「二人だけの決死の修学旅行がはじまる」というコピーとともに、決意を固めたようなナミ(オ・ウリ)とソヌ(パン・ヒョリン)の表情が捉えられている。

映画『地獄でも大丈夫』予告編

 あわせて公開された予告編は、自殺を図ろうとするも断念したことをきっかけに、自分たちをいじめたリーダー・チェリン(チョン・イジュ)への復讐を決意するナミ(オ・ウリ)とソヌ(パン・ヒョリン)を捉えた場面からスタート。意気揚々とチェリンへ会いに行った2人だったが、何やら怪しげな宗教団体と関わることになってしまう。

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■公開情報
『地獄でも大丈夫』
11月23日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開
出演:オ・ウリ、パン・ヒョリン、チョン・イジュ、パク・ソンフン
監督・脚本:イム・オジョン
製作:韓国映画アカデミー(KAFA)
配給:スモモ
2022/韓国映画/109分/カラー/5.1ch/DCP/英題:Hail to Hell
©2022 KOREAN FILM COUNCIL. ALL RIGHTS RESERVED
公式サイト:https://www.sumomo-inc.com/okioki

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