伊藤沙莉、『虎に翼』撮影を終えて 「寅子でいられて、本当に幸せでした」

伊藤沙莉、『虎に翼』ラストコメント

 NHK連続テレビ小説『虎に翼』が9月27日(9月28日は1週間の振り返り)に最終回を迎える。放送を前に、主人公・寅子を演じた伊藤沙莉のインタビューコメントが公開された。

 2024年度前期、NHK東京が製作を務める本作は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性を描いたリーガルドラマ。NHKよるドラ『恋せぬふたり』で向田邦子賞を受賞、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京)などを手がけてきた吉田恵里香が脚本を担当した。

 伊藤は演じた寅子について、「寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきた人」と語り、「私自身もこのドラマを通して、一人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでしたね」と振り返った。

 最終週を楽しみにしている視聴者に向けては、「登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら『この考え方もおもしろい』『これは初めての感覚だな』なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品がみなさんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです」とメッセージを送った。

伊藤沙莉(佐田(猪爪)寅子役)コメント

これまで寅子を演じて

演じるにあたっても、セリフに書かれている以外の部分で「この人、本心ではどう思っていたんだろう?」と考える時間がとても多かったですね。そうしてぐるぐると考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました。
寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきた人。私自身もこのドラマを通して、一人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでしたね。

クランクアップから数日経って今の気持ち

とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができてよかったと改めて思いますし、撮影していたころに戻りたいです(笑)。昨日もよねさんと、そんな話をしていたんですよ!

視聴者へメッセージ

『虎に翼』は、「いろんな人がいていいんだ」という証しになったのかなと思います。そして放送中にもたびたび感じていましたが、『虎に翼』は視聴者のみなさんとともに歩んできたドラマでした。
私自身もそうですが、登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら「この考え方もおもしろい」、「これは初めての感覚だな」なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品がみなさんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『虎に翼』
総合:毎週月曜〜金曜8:00〜8:15、(再放送)毎週月曜〜金曜12:45〜13:00
BSプレミアム:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜8:15〜9:30
BS4K:毎週月曜〜金曜7:30〜7:45、(再放送)毎週土曜10:15~11:30
出演:伊藤沙莉、岡田将生、石田ゆり子、岡部たかし、森田望智、上川周作、土居志央梨、平岩紙、戸塚純貴、高橋努、川島潤哉、塚地武雅、趙珉和、平埜生成、井上拓哉、三山凌輝、毎田暖乃、青山凌大、今井悠貴、和田庵、尾碕真花、菊池和澄、余貴美子
作:吉田恵里香
語り:尾野真千子
音楽:森優太
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博
制作統括:尾崎裕和
プロデューサー:石澤かおる
取材:清永聡
演出:梛川善郎、安藤大佑、橋本万葉ほか
写真提供=NHK

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