賀来賢人、マルチな活躍の根底にある“笑い”へのこだわり 福田雄一監督からの強い影響も

賀来賢人、根底にある“笑い”へのこだわり

 実写映画『今日から俺は!!劇場版』が『金曜ロードショー』(日本テレビ系)にて、9月13日に放送される。

 本作は、西森博之の大ヒット漫画を実写化した人気テレビドラマの映画版。福田雄一が監督・脚本を務め、原作漫画でも人気の高いエピソード「北根壊(ほくねい)編」が描かれる。

 そんな“今日俺”を語る上で、外せないのは、やはり主演の賀来賢人だろう。

 本作で賀来が演じたのは、千葉への転校をきっかけに、髪を金髪に染め、ツッパリデビューした三橋貴志という主人公。そう、いわば高校デビューを果たしたツッパリ初心者なのだ。しかし、その目立つ見た目で近隣の高校生からは喧嘩を売られる日々。正直なところ、決して強いわけではないのだが、要領の良さなどもあって、どんどん強敵を返り討ちにしていくさまが見ていて痛快だ。

 そして、三橋といえば、なんと言っても表情が豊かである。漫画原作だからといっても、「今をときめく俳優がここまでするのか!」と驚くレベルでの変顔、そして奇行は共演者の笑いを誘うほど。決して台本通りではない笑いが散りばめられており、幅広い世代が“今日俺”の釘付けになった。

 そんな賀来といえば、2024年はNetflixオリジナルシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』で、主演・プロデューサー・原案を務めたことでも知られている。

 同作は、現代に生きる「忍び」の家族の活躍を描いた作品。2月15日に配信されて間もなく、日本をはじめとする世界16の国と地域でNetflixの「今日のシリーズTOP10」1位を獲得したことでも話題になった。

 本格的なアクションでも人気の『忍びの家 House of Ninjas』だが、もう1つの人気の理由はなんといっても個性的なキャラクターにある。現代を舞台に生きる「忍者」たちを描く上で、やはりコメディ色は外せない。特に自動販売機のドリンク補充の仕事において忍者の人並外れた能力を利用したりするシーンは、クスッと笑える。

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