『GO HOME』桜とハルピが新バディとして活躍 莉子がマスクをつけている役を見事に好演
ドラマ『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』(日本テレビ系)は桜(小芝風花)と真(大島優子)のバディものだが、第6話はトー横キッズの少女・ハルピ(莉子)が新バディとして桜の身元調査に同行する。
今回は『超無敵クラス』(日本テレビ系)とのコラボとして多くの10代がトー横キッズとして登場したり、彼らと同じ気持ちになろうと桜が地雷系メイクを施したりとこれまでとは一風変わった回でもあるが、歌舞伎町のビルの屋上から命を絶った少女・キイちゃん(白本彩奈)の死の理由と出生を追って、桜とハルピはキイちゃんの地元・御殿場を訪れる。
そこで待っていたのは毒親。母・奈良岡文子(遊井亮子)の再婚相手の葛城拓真(和田聰宏)は、キイちゃんのリュックの中にあった15万円だけが目的で、キイちゃんにDVを加えていた。どこまでもキイちゃんを蔑む態度に、ハルピはそれまで頑なにつけていたマスクを初めて外し、「キイちゃんはかわいそうなんかじゃない!」と決死の覚悟で言い返す。
ハルピがマスクを外さないのは容姿への自信のなさから。けれど、亡くなったキイちゃんのスマホのカメラロールには笑顔のハルピの写真が並んでおり、生前キイちゃんがハルピにスマホを託したのは、もっと自分に自信を持ってほしいというメッセージだった。
ハルピを演じた莉子は、今回の出演に際して「ずっとマスクをつけている役だったので、顔全体のお芝居というより、目のお芝居をいつも以上に気を付けて演じていました」(※)とコメントしているが、そのマスクも先述した再婚相手にストレートパンチを食らわすシーンや後に身元不明人相談室を訪ねてくる場面の笑顔を引き立たせるのに一役買っていたとも言える。