桐谷健太、テレ東連ドラ初主演 『Qrosの女』でスクープを連発する敏腕週刊誌記者に

桐谷健太、テレ東ドラマ『Qrosの女』主演に

 桐谷健太主演を務める連続ドラマ『Qros(キュロス)の女』が、10月7日よりテレビ東京のドラマプレミア23枠で放送されることが決定した。

 本作は、誉田哲也の長編小説『Qrosの女』を連続ドラマ化するミステリーサスペンス要素ありのゴシップエンターテインメント。話題のCM美女の正体を巡り、芸能界、週刊誌業界、そして一般人を巻き込んで物語が展開される。

 有名芸能人の不倫、アーティストの薬物使用、事務所のハラスメント問題など、量産されていく週刊誌ネタ。敏腕記者・栗山孝治(桐谷健太)は、“大衆が求めているネタ”、“刺さるネタ”を信条に掲げる編集長・林田、タッグを組む後輩で芸能スクープそのものに疑問を抱く矢口慶太らと共に、スキャンダラスで衝撃的なスクープを追い求め、真実を暴くために奔走する日々を送っていた。そんな中、巷ではファストファッションブランド「Qros」(キュロス)のCMに出演する正体不明の女性が話題に。そして、その正体をいち早く暴こうと芸能記者たちのスクープ争いが始まる。大衆の関心がエスカレートすればするほど、崩れていく「Qrosの女」の生活。しかし、それは全て仕組まれたことだった。記者たちをも操っていた黒幕を突き止めるため、そして「Qrosの女」を助けるため、栗山は芸能界の闇と対峙することになる。

 脚本を手がけるのは、『うちの弁護士は手がかかる』(フジテレビ系)などの服部隆。監督は、『先生のおとりよせ』(テレビ東京系)の守屋健太郎、『赤いナースコール』(テレビ東京系)の上田迅、乃木坂46「僕たちのサヨナラ」のMVなどを手がけた頃安祐良が務める。

 本作がテレ東の連続ドラマ初出演にして初主演となる桐谷が演じるのは、「週刊キンダイ」所属の芸能記者・栗山孝治。栗山は情報が錯綜する週刊誌業界に身を置き続け、スクープを連発する敏腕記者だが、実はあるトラウマを抱えている。

桐谷健太(栗山孝治役)コメント

主演オファーを受けたときの感想

近頃、記者や出版社で働く役や、情報屋の役をすることが偶然か必然か、多かったので、今の世の中が抱える情報のあり方が、表現として大きなテーマになる時代なんだなと、勝手に感じています。

原作または台本を読んでみての感想

この物語の主人公が、自分が犯した過去や、情報が持つ包容や狂気、葛藤を抱えながらも喜びも感じてしまうという正義の中から、何を選び掴み取るのか、その道のりを楽しみにしています。

撮影にあたっての意気込み

この人物を演じていく上で、自分の中でも何が変化していくのかが興味深いです。

視聴者へのメッセージ

今や情報は、衣食住、と並ぶほど我々の内側や外側に根づき、それぞれが持って生まれた『本当の自分』があった事を忘れる、ということさえ忘れるくらいに大きく、そして細部にまで入り込みました。ただそれは悲しい一面だけではなく、光が射し込むような素晴らしい面もあるということです。この物語の主人公が、飛び込んだ情報の大渦の中、もがきながらも何を選び、生きていくのか、そこを魅力的に表現出来ればと感じています。

誉田哲也(原作者)コメント

私はこの『Qrosの女』以外にも、マスコミや情報社会に関する小説を書いてきました。
それらの多くは「人間が心の奥底に持つ『知りたい』という欲求、その醜さといかにして向き合うべきか」というテーマを内包し、それに応える形でメッセージを発するものでした。でも正直、そういう物語は、キツい。人間の本性を晒すだけで、救いがない。だったら、と思って書いたのが、この『Qrosの女』です。
確かに「厳しい真実」を突き付ける物語は必要ですが、たまには真逆の「優しい嘘」の物語があっても、いいんじゃない? そんな気持ちで、この作品を書きました。魅力的なキャストが揃いました。原作同様、ドラマも楽しんでいただけたら幸いです。

 森田昇(テレビ東京 ドラマ室 チーフプロデューサー)コメント

今も昔から変わらず芸能人・政治家など著名な人々のスキャンダルが、世の人々の注目を集め話題になってきました。それらの記事がSNSの力によって更に拡散し情報は盛られ、一般の人々がその対象を叩くこともよく見られます。これらの現象は大変現代的であり、まさに今を表していると思われます。そんな今だからこそ、『Qrosの女』はやるべき作品であり、ドラマを通してこれらの現象の怖さや難しさを描ければと思います。
とはいえ、社会を告発する堅い側面ばかりでなく、原作小説のミステリアスなストーリーに、昨今のスキャンダルなどのネタを織り込ませながら最高のエンターテインメントを作りたいと思います。そして今回、桐谷さんをはじめ強力な役者さんが数多く参加してくれることになりました。様々な業界でうごめく癖のあるキャラクターがたくさん登場し楽しめます。
今だからこそ見たいと思わせる、まさに現代を斬るエンターテインメント作品です。

誉田哲也『Qrosの女』書影(光文社文庫)

■放送情報
ドラマプレミア23『Qrosの女』
テレビ東京ほかにて、10月7日(月)スタート 毎週月曜23:06~放送
ネットもテレ東(テレ東HP、TVer、Lemino)にて見逃し配信
出演:桐谷健太
原作:誉田哲也『Qrosの女』(光文社文庫)
脚本:服部隆
監督:守屋健太郎、上田迅、頃安祐良
音楽:遠藤浩二
チーフプロデューサー:森田昇(テレビ東京)
プロデューサー:本間かなみ(テレビ東京)、渡邊竜(松竹)、松田裕佑(松竹)
制作:テレビ東京、松竹
制作著作:「Qrosの女」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/qros/
公式X(旧Twitter):@premiere23_tx
公式Instagram:@premiere23_tx
公式TikTok:@premiere23_tx

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