菅田将暉、『寄生獣』で韓国ドラマデビュー 坂口健太郎、青木崇高ら相次ぐ“韓国進出”

菅田将暉、『寄生獣』で韓国ドラマデビュー

 『寄生獣 -ザ・グレイ-』の監督・脚本を担当したヨン・サンホは、『あゝ、荒野』(2017年)にヤン・イクチュンとW主演した菅田の演技に注目し、今回、新一役に菅田をキャスティングしたという。ラストに新一を登場させたことで、原作の物語と『寄生獣 -ザ・グレイ-』の世界がつながり、原作ファンをも喜ばせることとなった。ヨン・サンホ監督にはシーズン2の構想もすでにあるそうで、シーズン2の制作が決定すれば、韓国ドラマで活躍する菅田の姿をもっと見られるはずだ。

 最近は、青木崇高が韓国映画で活躍したことでも話題を呼んだ。『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016年)で世界的にブレイクし、『エターナルズ』(2021年)でハリウッド映画に初出演したマ・ドンソクは、以前から青木の出演作を観ており、彼の演技を絶賛。青木は“国際的なヴィラン”という役どころで、『犯罪都市 NO WAY OUT』(2023年)でマ・ドンソクと共演することに。本作には國村隼も出演しているが、彼は韓国映画『哭声/コクソン』(2016年)にも出演歴があり、韓国の映画賞「青龍映画賞」で男優助演賞を受賞するなど、韓国でも人気を博している。

 また、COUPANG PLAYにて2024年配信予定の韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』に、坂口健太郎の出演が決定。本作は、コン・ジヨンと辻仁成共著による同名原作のドラマ化で、坂口は『赤い袖先』(2021年)のイ・セヨンと共に主演し、心の奥底にある後悔を抱えたまま生きている男性・潤吾に扮する。イ・セヨンが演じる、運命のような愛が過ぎ去り、全てを忘れようと心に決めた女性・ホンと潤吾の愛の軌跡を描くメロドラマとなっている。本作には中村アンも出演するなど、韓国進出する俳優が増えてきている。今後も、さまざまな韓国作品で日本人俳優が活躍する姿を見るのが楽しみだ。

■配信情報
Netflixシリーズ『寄生獣 -ザ・グレイ-』
Netflixにて、全世界独占配信中
原作:岩明均『寄生獣』(講談社)
監督:ヨン・サンホ
脚本:ヨン・サンホ、リュ・ヨンジェ
出演:チョン・ソニ、ク・ギョファン、イ・ジョンヒョン、クォン・ヘヒョ、キム・イングォンほか
制作:Climax Studio、WOWPOINT
©︎岩明均/講談社

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