安藤サクラ×リリー・フランキー、『リンダはチキンがたべたい!』吹替版で6年ぶりに再共演
4月12日に公開されるアニメーション映画『リンダはチキンがたべたい!』の日本語吹替版キャストとして、安藤サクラ、リリー・フランキー、落井実結子の出演が決定した。
本作は、キアラ・マルタとセバスチャン・ローデンバックが監督と脚本を手がけたアニメーション映画。アヌシー国際アニメーション映画祭では最高賞クリスタルを受賞したほか、セザール賞でも最優秀長編アニメーション賞を受賞するなど、世界各国の映画祭でグランプリを連続受賞。2022年に行われた東京国際映画祭アニメーション部門でも日本プレミア上映された。
舞台はフランスのとある郊外。母ポレットの勘違いで叱られたリンダは、間違いを詫びる母に、かつて一緒に暮らしていた父のレシピのチキン料理が食べたいと懇願。しかし街はストライキでお店はどこも休業中。チキンをめぐる母娘のクレイジーなドタバタ劇は、警察官や運転手、団地の仲間たちを巻き込み大騒動に。ふたりは思い出の料理を食べることができるのか……。
安藤が演じるのは、主人公リンダの母親ポレット。亡き夫のチキン料理を再現しようとするシングルマザーだ。ポレットに惹かれる音楽好きのトラック運転手・ジャン=ミシェル役を演じるのはリリー。安藤とリリーは『万引き家族』で夫婦役を務めており、本作が6年ぶりの再共演となった。
物語の中心人物である8歳の女の子・リンダを演じるのは、10歳にしてNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や映画『母性』に出演した落井。
本作はミュージカルシーンが随所に挟まれており、レオス・カラックスの『アネット』を手がけた作曲家クレマン・デュコルによる劇中歌は、楽しいメロディに、登場人物たちの心情を表したどこか切ない歌詞が乗っている。落井と安藤はそれぞれ歌唱にも挑戦している。
安藤、リリー、落井からは喜びのコメントも到着した。
コメント
安藤サクラ(ポレット役)
素晴らしい作品に携われること、大変うれしいです。アニメーションの吹き替えは新鮮な挑戦ですが、なんだか私が演じるポレットのことは古くから知っているような感覚でもあります。どんな風に演じようか、日本語で吹き込むのが楽しみで仕方ありません。
きっと日本語版もみなさまに愛される作品になると思います。ぜひ楽しみにしていてください。
リリー・フランキー(ジャン=ミシェル役)
ある種アナログな、本当に筆の跡が見えるような、手仕事のひとつひとつをしっかり感じることができる作品でした。色々自由に作られているものってすごく刺激的ですし、アートアニメというと敷居が高くなるかもしれないけど、このアニメーションの持っている概念、1つ1つの美しい絵とともに、物語を楽しんで欲しいですね。
落井実結子(リンダ役)
最初に映像をみた時に、私が知っているアニメとは全然ちがったのでびっくりして、やってみたいと思いました。だから、リンダをやらせていただけることになって、とてもうれしかったです。リンダは、イタズラ好きだけど悪い子じゃなくて、友達と楽しく遊ぶ普通の子だと思うので、自然にやれたらいいなと思います。でも、私は普段のんびり話すのですが、この映画では会話のテンポが大事かなと思ったので、そこは気を付けてがんばりたいです。
■公開情報
『リンダはチキンがたべたい!』
4月12日(金)新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
声の出演:落井実結子(リンダ)、安藤サクラ(ポレット)、リリー・フランキー(ジャン=ミシェル)
監督・脚本:キアラ・マルタ、セバスチャン・ローデンバック
提供:アスミック・エース、ミラクルヴォイス、ニューディアー
配給:アスミック・エース
配給協力:ミラクルヴォイス
原題:Linda veut du poulet! /2023年/フランス=イタリア/76分/カラー/シネマスコープサイズ/5.1ch/フランス語
©2023 DOLCE VITA FILMS, MIYU PRODUCTIONS, PALOSANTO FILMS, France 3 CINÉMA
公式サイト:chicken-for-linda.asmik-ace.co.jp
公式X(旧Twitter):@Linda_anime_JP